ドイツ人医師エルヴィン・ベルツの推奨などにより御用邸が建てられた葉山。他の皇族も同様に別荘を築いたが、唯一現存するのが東伏見宮葉山別荘。

 

関東大震災前の1914年の建築で、現在はスペイン系のイエズス孝女会修道院の所有で登録文化財。敷地内には幼稚園が併設され見学は出来ないが、この度特別に許可を得て、見学させていただくことが出来た。

 

白の下見板張りの壁は近づいて見ると、やはり築110年の年季を感じる。

また前は幼稚園の遊び場であり、建物の前にはいくつか遊具が置かれている。(写真は下の部分をカット)

 

「ここからですと屋根の十字架が見えます」と案内いただいた場所。

圧巻で100年以上を経て、本当によく残っているものだ!

 

裏側にあたる。建物は今もイベントなどで利用されることはあるが、空調がなく夏は暑く冬は寒くで、利用しにくいようだ。

 

なおこの近くにはグーグルマップによると、冒頭に触れた葉山の父ともいえる「エルヴィン・ベルツの別荘跡」という表示が出るが、正しくは無いようだ。やはり海岸沿いにあったと思われる。

一応、そこにも行ってみたが、、、

 

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