次は茅ケ崎を除いた湘南で終戦を向かえたドイツ人を取り上げる。

先に述べるとドイツ人の集団疎開地箱根、軽井沢に疎開しなかったこの地区には茅ケ崎と並んで、大物が多い。

 

鎌倉市材木座: カール ローランド ・ ゾンダーホフ  弁護士
        エルナ ・ ゾンダーホフ   
        ウルスラ ・ ゾンダーホフ     
        ハルトヴィヒ・ゾンダーホフ

鎌倉で唯一終戦を向かえた「ゾンダーホフ」の名前は、今日でも最も知られた在日ドイツ人の名前のひとつ。

 

クルップ・ゲルマニア(ゲルマニアクラブ)

ドイツ人の社交組織であるクルップ・ゲルマニアが出来たのが同じ1863年と日独の国交樹立まもなくの事だ。ドイツ人にとってはステータスのクラブのようである。

第二次世界大戦後まもなく占領軍(GHQ)は会員リストを作成している。同クラブも親ナチ組織とみなされたのであろう。

リストは加入の古い順に並ぶ。そして1番上が

ペーター・レーベダック(1895年加入)

先に紹介したエドガー・ レーベダックの父親だ。2番目が国府村の

カール・フォークト (1903年加入)である。

 

本編は書籍化されました。続きはそちらでお楽しみください。

『第二次世界大戦下の滞日外国人』 
(ドイツ人・スイス人の軽井沢・箱根・神戸)は こちら

 

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