ウエストワールドプロット 第２シーズン 第１話 ５/
出展：Westworld Wiki ネタバレ注意
【夜への旅路】原題: Journey Into Night
メサバーメイヴ「下品な台詞よね、さ、行くわよ。一番近くのバーは？」
リー「何で？」メイヴ「古い友人に会うの」メイヴとリーはメサゴールドバーに向かった。バー周辺も死体の山だった。リー「何てこった。なあ君は分かってないよ。僕は火も起こせないし狩も出来ない。アウトドアは苦手なんだ」メイヴ「そんなに卑下しなくていいわ。登場人物に詳しい貴方はパークの案内役に最適なの」メイヴはバーエリアからサンデッキまでの血の跡をたどり、死体に囲まれ、生き残ったヘクター・エスカトンを見つけた。メイヴ「居たわね。敵を倒した後は悪徳に浸ると思った。流石ならず者」ヘクター「残ったのか」メイヴ「そうよ貴方を置いてった事」ヘクターはメイヴを抱き寄せキスをした。ヘクター「こうなる事は分かってた」リー「呑むっきゃないな」リーはバーで酒を飲み始めた。ヘクター「あの男は？」メイヴ「まだ生かしておく」ヘクター「俺の為に戻ったと思いたいとこだが違うな」メイヴ「貴方が必要よ。娘を見つけたいの」ヘクター「何処にいる？」メイヴ「この何処かに居るわ。だけど上手く行く可能性は低い」ヘクター「どこまでも着いていこう」
メイヴ「さあ着替えを探しましょう」
分家
バーナードはヘイルの後を着いて行っていた。ヘイルは砂地のくぼ地で止まった。ヘイル「私が来たら開くはずが。このシステムもダウンしてる。マニュアルに切り替えるのは…ここだ」
くぼ地の岩にハンドルが隠してあり、ヘイルはマニュアルに切り替えた。地面からエレベーターが出現し、二人は乗って地下へ行く。バーナード「ここは何だ？」
ヘイル「貴方には教えられない。ここの事は内緒よ。取っ手を握って。安全確保の為のDNA検知器よ」
バーナードが取っ手を握るとドアが開いた。中はラボのようで、不気味なホストがバーナードの後ろに居た。バーナード「何なんだこれは」
ヘイル「ドローンホストよ」
バーナード「ネットワークに繋がってないホストがここに居た。何故そこに立ってる？」
ヘイル「多分退いて欲しいだけ。DNA検知で脅威とは見なしてない」
バーナードが退くとドローンホストは歩き始める。ヘイルは顔認識でログインし、通信禁止を解除して、「危機的な状況 指示は？」と入力すると「撤退プロセスは保留中」「荷物を待つ」と出た。ヘイル「荷物はもう送ったって」
「荷物はもう送付済み」「人員の撤退プロセスを今すぐ開始せよ」と入力するが「撤退プロセスは保留中荷物を待つ」と返信が来る。ヘイル「何なのよ」バーナードはドローンホストが主に女性のホストからゲストのDNAを収集し、ホストのコアプロファイルまでコピーしている事を知った。バーナード「ゲスト達の経験を記録したりDNAを採取してるんですか？」
ヘイル「その話は出来ないの。今はそんな事より干し草の中から一本の重要な針を見つけ出さないと」
バーナード「撤退プロセスは保留中、助けは来ないんですか？」
ヘイル「あるホストが本土に届くのを待ってる。本当は昨日着く筈だったのに。彼等がそれを受け取るまで救助は来ない」
バーナード「それじゃデロスはホスト一体の為に我々を見殺しに？」
ヘイル「そう言うこと。で、ただのホストじゃない。保険なのよここで何より重要なもの。死んでも守りたいのよ」
ウィリアムとロバート少年ウイリアムはキャンプの死体から水筒を拾い水を飲み、干し肉を食べ、荷物を物色した。ロバート「道に迷った？」10歳のロバート・フォードのホストが声を掛けてきた。ウイリアム「迷ってないと思うがな。むしろ辿り着いたって気分だ」ロバート「何故だウイリアム」ウイリアム「今じゃここでの危険は本物だ。結果を伴う」ロバート「この後君はどうするんだ。望みは叶ったか？」ウイリアム「俺は愚かでね。欲望は増すばかりだ」ロバート「そう言う君が好きだった。更に上を求める。アーノルドの迷路を解いたな。今度は私のゲームだ。このゲームでは扉を見つけるんだ。外に。戻る為のおめでとうウイリアム。これは君の為のゲーム。終わった場所から始まり始まった場所に戻る」ウイリアム「この後に及んでコードで喋るか」ロバート「ここでは全てがコードだ。誰より知ってるだろう？心配ない。ＤＭが君を見つける」ウイリアム「だったら、あんたはもう要らないなロバート」ウイリアムはロバートのホストを顔に撃ち、逃げた。壊れた顔から大丈夫とくぐもった声が漏れている。