ウエストワールドプロットS1第8話 遠い夢 5/6(Trace Decay) | 言いたいことは明日言え

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最近頭が硬くなったのか、SFドラマが一回観ても理解出来ないことが多いので、ドラマの登場人物、あらすじの備忘録として使うつもりです。

ウエストワールドプロット 1シーズン 第8話 5/6

出展:Westworld Wiki


【遠い夢】原題Trace Decay ネタバレ注意


ドロレスとウイリアム
黒い尖塔のある廃墟に2人はいた。
ドロレス 「此処は何処?」
ウイリアム「心配ない。僕がいる」
ドロレス 「今は何時なの?これは、今?おかしくなりそう。貴方は本物?」
ウイリアム「勿論本物だ」
ドロレス「もう分からなくなった。夢に中に閉じ込められたみたい。それとも遠い昔の記憶の中に貴方といたのが一瞬で」
ウイリアム「この場所のせいだな。何か嫌な思い出が蘇ったんだろう」
ドロレス は黒い尖塔を見ると白い協会、オルゴール、アーミスティス、迷路の記憶がフラッシュバックする。
ドロレス 「アーノルドは私に思い出させたいのね」
ウイリアム「此処にそのアーノルドって人はいないけど僕はいる。ここから離れよう」
ウイリアムはドロレスの正気を恐れてスイートウォーターに連れ戻すことを決意し、教会の尖塔から離れて立ち去った。
夜道を2人は歩いていた。
ドロレス「あそこで間違いないわ。アーノルドに会えば助けてくれる」
ウイリアム「ねえ、やっぱりスイートウォーターに戻ろう。遠くに来たせいで君は精神的に参ってる」
向こうから馬に乗った人達がやってくる。
ドロレス「ユニオン軍の偵察隊」
ウイリアム「彼らに送ってもらおう」ユニオン軍の中にはローガンがおり、二人は囲まれた。
ローガン「これはこれは、ビリー。何日も探したんだぞ。そんなとこにいたとは、何してたんだ」

シャーロット・ヘイル、アシュリー・スタッブスとリー・サイズモア
シャーロットとリーは冷凍保管庫へ向かっていた。冷凍保管庫の中を懐中電灯で照らしながらリーは溜息をついた。
シャーロット「何も怖がる事ないわ。これは命の限界よ。それと似たようなもの。死んだ後も役に立つから」
シャーロットはピーター・アバナシーを照らした。(アバナシーが不安定で危険行動で退役したことに気づかなかった)
シャーロット「貴方にする」
シャーロットは、テレサが送信しようとした盗難コードのストレージとして、ピーターを選びタブレットに入力する。
リー「データの転送?」
シャーロット「35年分の貴重なデータよ。普通のハードドライブ一つには入りきらない。空っぽになったホストの脳なら容量がたっぷりだから」
リー「まさかそのデータってホストのコードとか」
シャーロット「それは貴方には関係ない。貴方は彼を人間に見せかけて列車に乗せパークの外に出せばいい」
リー「そんな事一体どうやって」
シャーロット「話を作るのが貴方の仕事でしょう。じゃあ頑張って。忘れないで簡潔さが知恵の要」

フォードとバーナード
スタッブスは廊下でバーナードに追いついた。
スタッブス「バーナード、俺たち意見がぶつかる事も多かったが、それでもあんな風に首にするのは間違ってると思ってた。復帰できて良かったよ。今日くらい休みをとっても文句は言われないぞ」
バーナード「仕事した方が落ち着くんだ。普段通りってのが一番だよ」
スタッブス「でも、今日は普段とは違う。誰よりも辛いだろう」
バーナード「悪い。何の事だ」
スタッブス「申し訳ない、その、バレないよう気をつけて多様だが仕事柄知ってた。俺でよければ力になるよ」
バーナード「誤解があるようだな。テレサを尊敬してたし事故のことは悲劇だが、一同僚に過ぎない。仕事があるんだ。もういいか」
スタッブス「勿論。人手不足だしな。そう言えばエルシーから連絡は?今朝テレサの事で連絡したんだが、折り返しがない」
バーナード「きっと休暇を満喫しているんだろう」
スタッブス「だな」
バーナードは立ち去り、スタッブスを困惑させたままにします。

黒服の男とテディ・フラッド
黒服の男は、その夜遅くに縛られた状態で目を覚ますと、テディと女が火を囲んでいた。
「ワイアットがこう言ってたわ。この世界は先住民や開拓者のものじゃない」
テディ「来るべき者に属する。ワイアットにね」
「覚えてるの?」
黒服の男「二人とも新しいシナリオに登場してるようだな」
テディ「この国では志があるものだけが生き残る。俺はドロレス を救い出したい。ワイアットはこの世を支配、または破壊したい。ところがあんたは謎だらけ。これだけ長く一緒にいてもまだ正体が見えない。だがあんたが気を失っている間に喋らせるいい方法を思いついたよ」
テディは黒服の男を殴った。
テディ「ドロレスを連れ去ったな。思い出した。傷付けたろう」
黒服の男「本当に思い出したんだな」
テディ「彼女は何処だ。教えろ」
黒服の男「お前は愚かだよテディ。俺のような男にドロレスを引き渡すのがお前の役目だ。英雄ぶってるがポン引きと同じさ」
テディは黒服の男を殴った。
テディ「嬲り殺しにしてやる」
黒服の男「お前には出来ない。それがこの世界のルールだ。俺なら変えられるが」
テディ「ここはお前の世界かよ」
黒服の男「ここだけじゃない。俺を知りたいか。俺の正体を。俺は神だ。産業界の巨人。博愛主義者で家族思いの男。美しい妻を得て美しい娘を授かった。俺は善人だテディ。だが、去年妻が薬を飲み間違えて風呂で眠って、悲劇的な事故だ。30年の結婚生活が終わった。何と言ったかな、ああそうだ、今や遠い夢さ。葬式の時娘を慰めようとすると撥ね付けられてこう言われた。あれは事故なんかじゃ無かったとね。自殺したんだって、俺のせいで。ずっと俺が恐ろしかったと娘は言った。いつ何時爆発するか分からない真っ暗な星のようにな」
テディ「暴力を振るったのか」
黒服の男「一度も、ここでのような姿は見せていない。だが見抜かれてた。娘曰く俺が善行を積むのは見栄えのいい壁を築いて俺の本性を世間や俺自身から隠すためだと。そうじゃないと証明しにここへ戻ってきた。ここはそういう場所だからな。本当の自分が解る。俺はフォードの物語には参加せず、自分のを作った。テストだよ。ごく単純な。開拓地に暮らすありきたりな女とその娘を見つけた」