ウエストワールドプロット S1第7話 だまし絵 4/5(Trompe L'Oeil) | 言いたいことは明日言え

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最近頭が硬くなったのか、SFドラマが一回観ても理解出来ないことが多いので、ドラマの登場人物、あらすじの備忘録として使うつもりです。

ウエストワールド プロット1シーズン 第7話 4/5

出展:Westworld Wiki


【だまし絵】原題Trompe L'Oeil ネタバレ


メイヴ

メイヴ「何処なの?」
フェリックス「分からない」
メイヴはタブレットを受け取り、クレメンタインの居場所を突き止めた。

メイヴ「ここね。行きましょう」
フェリックス「無理だよ。お偉いさんが来る」
メイヴ「私を怒らせたい?フェリックス。連れて行きない」
彼はしぶしぶメイヴを2階に導いた。
フェリックス「もっとゆっくり」
そこでメイヴは、シルベスターがテレサ監視のもと、クレメンタインをロボトミー化しようとしているのを目撃した。シルベスターもメイヴ気付き、手が止まる。
テレサ「どうかしたの?」
シルベスター「いえ、済みません」
ドリルを鼻に突っ込みロボトミー化した。バーナードが処置室に入ってくる。
バーナード「テレサ話がある」
テレサ「いいわ」
バーナードとテレサが出て行った。クレメンタインの鼻から一筋の血が流れる。

バーナード、テレサとフォード
ここは隅から隅までアーノルドと私が設計した。我々の夢だ。それを君なんかに明け渡すと本気で思ったのか?』 フォードがテレサ・カレンへ
バーナードの「ホスト」設計図。 
バーナードは、テレサが偽のデモンストレーションした場所へ連れて行く。
テレサ「気持ちはわかるけど、後のことは任せて。貴方はもうクビになった身なんだから」
バーナード「あれはイカサマだ。君とヘイルが仕組んだ。あんな実験で技術者を騙せると思ってたのか?恥を知れ」
テレサ「恥ですって?」
バーナード「フォードも当然気付いてるだろう。明らかにコードを弄った痕跡があった。君の部のプログラマーは使えない。俺は君らがホストを使い、衛星に送信してたのも知ってる」
テレサ「バーニー」
バーナード「それはいい。40年前元になるコードの半分を書いたのはフォードの相棒だ。君の言ってた通りホストがおかしい。からくりは不明だがフォードの説明を聞いてこう思った。ホストがプログラムにない行動を取れるのは、前に繰り返した行動を覚えているからじゃないか?」
テレサ「連携してるって事なの?記憶と」
バーナード「即興が。そうだ。繰り返しから、変化が生まれる。何度も何度も同じことを繰り返すうちにホストは変化し始めた。何らかの変化を遂げようとしているんだ」
テレサ「ねえ、私は何よりもこのパークとそこに居る人達の事を気にかけてる」
バーナード「わかってる。だから見せたい物がある」
バーナードとテレサはエレベーターに乗った。

メイヴ
在庫管理部の処置室にシルベスターとフィリックスはメイヴを前にしていた。
シルベスター「話しかけろ」
フィリックス「そっちこそ」メイヴは黙って瞬きした。
フィリックス「俺だって嫌だった。引退させるのは。彼女は君の友達みたいなものだし。でも、俺が断ったって替わりの誰かがやるだけだ。その上妙な疑いを招く。だからやった。君の為を思って」
メイヴ「人の為に何かするのが好きなのね。だったらもう一つお願い」
シルベスター「何?」
メイヴ「ここまで生き残って来たことが、私の誇りだった。でも、ただループしていたに過ぎなかった。ここから出るわ。2人に手伝って貰う」
シルベスター「はっ…本気?っ、あのな、会社はどんな手を使っても知的財産を守る。この建物も君の背中の皮膚も、絶対に君を外に出さないように作られてるんだぞ。なあ、自殺行為だ」
メイヴ「最初は貴方達を神かと思った。だけどただの人間だと分かった。私は人間を知ってる。私は死を恐れない。もう何度も死んでるから。死ぬのは得意よ。貴方は何回死んだ?手伝ってくれないなら、貴方を殺す」

バーナード、テレサとフォード
バーナードはテレサをフィールドコテージの17番区域に連れ行く為エレベーターに乗っていた。
テレサ「問題があるなら警備を呼ぶべきじゃないの?」
バーナード「いや、信用できない。君にも裏切られたし」
テレサ「言い訳する気はないわ。バーナード。パークの知的財産を守るのが私の役目なの」
バーナード「何から守るんだ。盗んでたのは君だ」
テレサ「ホストの頭脳も多くのプロットも全てはデロスの所有物なのよ。フォードはバックアップをパーク外に置こうとしなかった。もしもここが破壊されたら」
バーナード「何でそうなる」
テレサ「フォードはもう終わりなの。ずっと多めに見てきた役委員会も見限った。もし辞めさせたら彼が何もかも壊してしまうんじゃないかとデロスは危惧してるの」
バーナード「ホストの破壊なんて私が許すと思うのか?」
テレサ「ここにはホストなんかよりもっと重要なものがある。客にカウボーイごっこをさせるのがデロスの狙いだって貴方本気で思ってるの?」
バーナード「ここに長くいると、ホストの事がよく分かってくる。人間の方が分からない」
17番区域に入ると、バーナードはランプをつけ劇場に入る。
テレサ「この建物は一度も調査を受けてない」
バーナード「ホストが調査してるからな。ホストはプログラムされてる。ここが見えないようにね。目に前にあっても」
テレサ「貴方が言ってた未登録のホストはどこ?」
バーナード「分からない。写したかも」
テレサ「このドアの向こうは?」
バーナード「ドアって?」
テレサの遺体をそのままに、去った