ちょこちょこ読んでいたものが無料公開部分を読み終えてしまい(課金はしない派)、

今まで読んだことない作者さんをふらっと読んでみたら、ヒット!


なんだろう、今の自分に刺さる作品でした。

ランジェリーを通して、本来の自分を取り戻し、自分でも気づいていなかった自身の価値観が露わになっていく。

そしてその価値観を周りに受け入れてもらえないこと、逆に受け止めてもらえることで、

こんなにも感情とは、乏しくも、豊かにもなるものなのだと改めて感じました。


本当の意味で自分を大切にするということは、実は日々のルーティーン化されたものの中ではなく、一見それとは関係のなさそうな部分に隠されているのかもしれない。

そう、ランジェリーのように。


お仕事を頑張る人、

家庭を守る人、

恋人がいる人、

子どもを持つ人、

どんな人であっても、このようにカテゴライズされるべきではなく、ただただ「自分」なんだな。


知らず知らずのうちに周りに巻き込まれて失われてしまう自分がいるのかもしれない。

でも時にそこから掬い上げてくれるのもまた、周りの人なのかもしれない。


思えば、淡々と過ぎてしまう毎日に漠然と不安を感じて、何か変えたいと日記を書き始めた私。

たったそれだけのことでも、日常のルーティーンからより道したことで、ほんの少しだとはいえ、自分と向き合う時間が生まれました。


この漫画の主人公が、ふいに出逢った人、そしてランジェリーを通して、自己と向き合い、出会い、解放され、さらに周りを解放していく。

読んでいてため息が出ました、素敵で。

何が素敵かって、彼女が一生懸命だから。

一生懸命、内にも外にも向き合って、ぶつかって、世界を広げていこうとしているから。


また、子を持つ親としても考えさせられる部分がありました。

自分の小学生の高学年の頃を思い出し、この気持ちを忘れないようにしようと思いました。


この作者さんの他の作品もよかったです!

ハマるととことん読みたくなる〜