昨年9月末に「ニセコの別荘を売却したい」とのお話をいただき、早速現地へ行ってみた。
ニセコは2年前に宅建協会の観楓会で「ニセコグランドホテル」に泊まった以来だ。
予断だが「ニセコグランドホテル」は大きな混浴露天風呂のあるホテルで美肌の湯で有名と聞い期待していたが、混浴露天風呂に女性の姿は無く、お湯もぬるく、宴会の料理も、鮪・イカ・甘海老のお決まりの刺身に、メインは小さな毛蟹と、何故にニセコで中途半端な海鮮料理なのか、かなり疑問が残る。
スタッフもアジア系の方が多く、要望を伝えても上手く伝わらないことが多かった。
加森観光が運営委託を受けていたらしいいが、やる気が無いとしか思えなかった。
その前といえば女房と結婚前にスキーに行っただけで、しばらく縁が無かった。
久々に行ったニセコは別世界だった。
特にひらふスキー場の麓は日本とは思えず、女房と来た時と比べてその変わり様は恐ろしいほどだった。
道路を歩いている人も、工事関係者と外人ばかりで、聞いてはいたがここまでとは思えなかった。
で、問題の別荘だが、国道のアンヌプリ側ではなく、逆の真狩側の近藤というところに有った。
まさに羊蹄山の麓で、白樺林に囲まれて夏は羊蹄山を直接見上げることは難しいが、静かな別荘地だ。
20年前頃に別荘地として分譲されたらしいが、当時の分譲業者は既に無く、管理者は居ないようだ。
小さなログハウスで、ご主人が無くなってから2~3年ほど放置されていたらしく、バルコニーの手すりなどは雪で破損していた。
1階は12帖、2階はロフト式の7帖と、小さな三角屋根の建物で、まるでサザエさんのエンディングに出てくるようなお家だった。
破損箇所は直さず現状で売却、という事も考えたが、幸いにして火災保険で雪害などの破損箇所を全て直せるようなので、直した上で売却することになった。
調べるとかなりの破損箇所があった。
・バルコニーの手すり
・1階ベランダのサッシ
・玄関ドア
・外壁はキツツキが空けた穴が4箇所ほど有って、中にはスズメバチの巣も有った。
これらを全て保険対応で直してから売り出すことに決定。
実は保険代理店に現地を見てもらったのは2回目に現地へ行ったときで、初めて行ったときは現地確認後「売家」の看板を立て、役所を回って資料を集め、その後温泉に入って帰ってきた。
帰ってくる道すがら、早速「看板見ました」と電話が2本、翌日に1日と入り、ニセコの凄さを身をもって感じた。
まだ、売却価格も決まっていない段階で、こんなに問い合わせが来るなんて思っても見なかった。
正直、現地へ入るまでは「ニセコアンヌプリの麓ならいいのだが」と思っていたのに逆側だったので多少「ガッカリ」したのだが、あにはからんや、これだけの問い合わせに度肝を抜かれた。
この段階で内覧希望が1件有ってご案内した。
ここよりもう少し羊蹄山を登ったところにお住まいの30代のご夫婦で就学前の女の子が2人のご家族。
地下部分の車庫を開けたら、中にワラジムシがびっしり(((゜д゜;)))
多少引き気味の私を尻目に、何の気にすることなく奥様はズカズカと中へ、子供たちもケロッとして中でキャッキャッ言いながら走り回っておりました。
奥様に「虫が気にならないのですが?」と聞くと「虫を気にしていたらニセコに住めませんよ」とのこと。
虫を凌駕するほどの魅力に取り付かれたのだと納得した。
ご夫妻は直さずに現状のままを希望されたので商談は不成立に。
結局、9月末にお預かりして、10月末に○○万円と決定、アットホームと現地看板のみで募集した。
修繕工事も年内で完了し、物件は見違えるほど蘇った。
値付け以降はさすがに問い合わせが鈍ったが、年も開けた2月に内覧希望が来た。
ご主人は某国人で奥様は日本人。
札幌から雪かきスコップと長靴を持って、待ち合わせ時間の3時間前には現地に着き、予想通りの積雪で、ざっと1mは積もっていた。
お客様到着までに何とか汗だくになりながらも除雪完了し、お客様を迎えた。
私は英語はしゃべれないが奥様が通訳してくれたので支障は無く、内覧は進んだ。
大変お気に入りだが、資金面で多少の難が有ったため売主様と相談した結果、結論は先送りしてもうすこし募集を続けることに。
最終的に現地で暮らすヨーロッパ人のご主人と日本人の奥様、ハーフの9ヶ月の女の子の3人家族と契約し、先日4月20日に引渡しが完了した。
この女の子がまた・・・めっちゃ可愛くて(⌒▽⌒)
将来、ニセコ出身のハーフタレントで出てくるかも・・・・要注目です。
お買い求めいただいたご家族様、大変お世話になりました、いつまでもお幸せにお暮らしください。
このご家族と契約したあとも、第二順位、第三順位を了解で、いずれも外人さんからの申し込みが有ったが、期待には応えられなかった。
いやああ、ニセコバブルとは聞いていたが、ここまで外人さんから問い合わせが来るとは
ニセコはまだまだ熱いですよ