先日、東京の某不動産管理会社から札幌の収益物件、
正確に言えば一棟売りマンションの販売委託の電話が来た。
物は札幌市中央区で2棟、14,000万、23,000万、
白石区で1棟 18,000万で、いずれも築5年以内で現在満室の優良物件だ。
条件は、一ヶ月以内に停止条件(ローン特約)付き売買契約の締結
手付け1,000万、後 1ヶ月以内の決済とかなり急を要する内容だった。
よくよく聞けば、オーナーが自己破産して、債権者が売りに出しているらしい。
これまで、札幌の一部の不動産会社では
自ら土地を買い入れ、賃貸マンションや賃貸アパートを建てて
首都圏の富裕層に丸ごと販売し、以降の管理を自ら行う
業者が業績を伸ばしていた。
首都圏では土地が高く、賃貸の上物を建てても利回りが悪いため
札幌や福岡などに目をつけてこぞって投資していたようだ。
しかし耐震偽造問題以降の建築費の高騰と
ここ最近の金融不況とが相まって
首都圏富裕層にもやや陰りが見え始めているようだ。
あわせて、少子高齢化による人口減少に
賃貸物件の供給過多から、部屋は余り
回転の良いのは築10年ぐらいまでで
以降の物件はかなり空いている。
地下鉄徒歩圏外の物件などは悲惨な状況だ。
弊社では4~5人に紹介したが反応はなかった。
結局、首都圏で買い手が見つかったらしい。
同業者としては、一応ホッとした。
いずれにしても、この不況は想像以上に深刻だ。
こんなちっぽけな不動産屋でも日本の現状を肌身に感じるエピソードだった。