今日はずーっと雪ですね
都内では、こんな大雪久しぶりです。
足元が滑りやすくなってますんで
くれぐれもお気をつけ下さい
さて
本日のお話の内容は
『高校野球で選手は潰れている！』ということに関してです。
日本で一番人気のスポーツはプロ野球でしょう。
そして、プロ野球選手になる為に多くの青少年達が目指すのは
【甲子園】ですね。
春・夏と年に2回開催される高校野球の全国大会は
老若男女問わず多くの方が御存知だと思います。
あなたも、TVで1度や2度は御覧になられたことがあると思います。
そんな甲子園には様々なイメージがあります。
甲子園のウーっとなるサイレン
金属バットのカキーンという音
勝利チームの校歌斉唱
負けたチームが甲子園の土を袋に詰めている姿などなど。
ただそんな中、元高校球児の僕が皆さんに
気づいて頂きたいことが1つあります。
それは
《アルプススタンドに多くの選手がいること》です。
彼らは残念ながらメンバーに選ばれず
ベンチにも入れず、プレーすることが出来ない選手達です
強豪校ともなると部員数が100名を超えてしまい
選手間の争いが激しくなり、
チームスタッフに選ばれなかった選手はスタンドで
応援の役割を嫌でもやらなければなりません
あなたは彼らを見てどう思いますか？？
あんまり野球が上手くないと思いますか？
それとも運悪く怪我したとか・・・
実は彼らの中には
中学時代有名な選手で、高校からスカウトまで受けた選手も
多くいるんですよ
そんなスタンド選手は大抵の場合高校で野球をやめてしまいます。・ﾟﾟ･(≧д≦)･ﾟﾟ･｡
そして大学か就職するなど
別の道を歩むことになるのです。
僕は毎回テレビや球場でアルプススタンドを見ると
「あーもったいないなぁ」と残念に思います。
人気No1スポーツの野球には
運動神経に自信がある選手が多く集まります。
ただ、レギュラーでプレーできるのは9人
ベンチに入って戦力として戦える人数はレギュラーを除くと
20名も満たないんですね
そして70名以上のメンバー外の選手はお手伝いとして使われ
最後の野球人生を終えてしまうんです。
これって、やっぱり「もったいない」ですよね！？
もしかしたら他のスポーツをやらせればプロに行けるかもしれませんし
何かチャンスを与えればモチベーションも高まって
自分が納得行くまで野球を続けれるかもしれません。
ただ、現状では結局
ベンチ入り選手のお手伝いとして選手人生を終えます。
人気が競争を生み出し
競争が質を生み出す
つまり
人気⇒競争⇒選手のクオリティーという流れなんですが
あきらかに今現在の野球市場は
【飽和状態】です。
そんな状態で何も対策をしないとどうなるか？
それは選手が潰れることになるんです(￣□￣;)!!
結局のところ
選手としては、試合に出てなんぼなんですよ
遊びたい時期に毎日厳しい練習をするモチベーションは
やっぱり試合に出て活躍することなんです。
それが、人数があまりにも多すぎてしまうと
ダイヤモンドの原石も埋もれてしまうんです。
じゃーどうすれば
その飽和状態を解決できるのか？
それは
2軍選手向けの【甲子園】をつくってあげることです。
僕は国体よりも大事なものと思っています。
まだ若い高校球児にはチャンスが必要です
そのチャンスを作ってあげて
オフィシャルな試合に出場させる機会を提供することこそが
飽和状態が招く選手殺しを回避できる術だと思います。
そしてその大会を実施するためにも、プロ野球の協力が必要です。
多くのプロ野球選手は高校野球から誕生しています。
高校野球を巣立ち、プロとして活躍している選手は
是非大会実施に向け協力して頂きたいと思います
また、日本プロ野球連盟も
プロ野球発展のために協力すべきです。
人材育成という観点からみれば
後々プロ野球を盛り上げてくれる
ダイヤの原石を発掘する上でも
やってみる価値は十二分にあると思います。
アルプススタンドの選手は
そういったオフィシャル試合があれば
モチベーションも上がり
試合で活躍したり、何か将来片鱗する可能性のある
プレーをすれば、大学や社会人からスカウトされ
再復活する可能性が出てきます！！
現在プロで活躍している選手の中には
育成枠から這い上がってきた選手が少なからずいますよね。
そういった選手を出来る限り多く発掘することが
今後のプロ野球界には必要なのではないでしょうか？
メジャーに行く選手が多くなり、日本で有名な選手がいなくなる！
という危惧をするよりも
今手元にあるダイヤがポロポロと落ちいていることに、気を配るべきです！
落ちているダイヤをしっかりと手に残しておけば
有名選手の海外流出が増えても
どんどん国内で素晴らしい選手を発掘、育成することができます。
人気⇒競争⇒質
ここだけで満足せずに
今度は【飽和状態】となってしまうことを肝に銘じ
対応策を考えなければなりませんよね。