京都と奈良で観光通訳ガイドをしています。

日常の暮らしの中で気づいたことを書いております。気軽に

お読みいただければ、幸いです。

 

そもそも、通訳ガイドを始めたきっかけは、

定年退職した後、今まで経験したことのないお仕事をしてみ

たい、という漠然とした気持ちからでした。

 

外資系IT企業のSEとして、30数年間も勤務してきたので、退

職後は英語を使ったお仕事を探していました。

 

しかし、現役の頃、プロの通訳さんとお仕事をする機会があ

りましたので、自分には翻訳や通訳のレベルの英語力がない

ことは分かっていました。

 

週末、家の近くにある図書館で新聞を読んでいましたら、

あるサラリーマンが定年退職して、通訳案内士資格を取得

後、通訳ガイドとして活躍している記事に出会いました。

 

その時、通訳案内士という国家資格があることを初めて知り

ました。学生の頃は英検、会社員の頃はTOEICを受験してき

ました。その英語力と幸運のおかげで一次試験をパスするこ

とができました。しかし、二次試験の英語面接では何度もつ

まづきました。ようやく、三度目で二次試験に合格できまし

た。

 

その頃、通訳案内士の資格があれば、すぐに通訳ガイドのお

仕事ができると信じていました。

まず、通訳ガイド組合が主催する新人通訳ガイド研修を受講

した際、その希望が完全に砕かれました。

また、旅行代理店や人材派遣会社の面接を受けた後、通訳ガ

イドの厳しい現実を知らされました。

 

要するに、通訳案内士の資格を取得しても通訳ガイドのお仕

事が自動的に用意されているわけではありませんでした。

自分で通訳ガイドのお仕事を見つけなければなりません。

故に、通訳案内士の資格を持っていても通訳ガイドのお仕事

をしていない人が多くいることを知りました。

 

つぎに、通訳ガイドのお仕事を自力で見つける営業活動が待

っていました。少し話が長くなりましたので、ここで小休止

します。

 

長文をお読みいただき、ありがとうございました。