京都と奈良で観光通訳ガイドをしています。

日常生活で気づいたことを書いております。どうぞ、気軽に

お読みいただけると幸いです。

 

昨年から、個人ツアーと団体観光バスツアーの二刀流で英語

ガイドをしています。

今日は、米国から初めて訪日された三世代家族・9名様の個

人ツアーでした。

 

旅行代理店さんから、京都駅→東大寺、春日大社、奈良公園

→京都駅の半日奈良ツアーです、と聞いていました。

しかし、待ち合わせのご宿泊ホテルのロビーでお客様から想

定外の要望を聞きました。

なんと、神社やお寺は飽きたので、奈良公園、京都御所、嵐

山竹林に変更したい、と言い出しました。

 

これは、個人ツアーでしばしば発生する行程変更です。

旅行代理店さんにお客様の要望を連絡して、早急に行程変更

プランをお客様にご提案して同意していただき、ツアーを開

始しました。

 

最短の移動時間と交通手段とお食事が必要になりました。

リーダー格のお客様に不得意な英語?でツアー交渉を始めま

した。

 

1.公共交通機関としてタクシーを使用。ツアー予算を超える

金額については、お支払いはお客様になります。

2.観光地の滞在時間はガイドが時間管理しますので、ご協力

ください。

3.お食事はサンドイッチやバナナなど軽食でお願いします。

 

お客様も唐突に行程変更したという負い目があるらしく、す

んなりとツアー交渉が成立しました。

 

観光地では、いつも通りに英語でご説明して、移動中は最短

の交通手段をiPadで検索しながらツアーを進めました。お客

様の前では余裕の表情で内心は時間超過しないようにビクビ

クしながら時間管理しました。

 

肝心のランチですが、京都駅の階段広場でコンビニ弁当を食

べながらワイワイガヤガヤと最短で終了したつもりでした

が、お客様がミスタードーナツ店を見つけてしまい、ここで

思わぬランチ時間が長くなりました。

ツアーではお食事は大事ですから、仕方がありません。

 

なんと、6時間半で、奈良公園、京都御所、嵐山竹林をゆっ

くりのんびりした気分?をお客様に体験していただき、ツア

ーは無事に終わりました。

 

長文をお読みいただき、ありがとうございました。