2021年6月16日水曜日 11:00

 

おおらかな芝居とほっこりする芝居の2本立て。

心の緩むいい組合せ。

 

「御摂勧進帳(ごひいき かんじんちょう)」

あらすじは→https://japanknowledge.com/introduction/keyword.html?i=1681

 

出演者が多くて結構、蜜になる舞台上。よくよく見てると、ほぼ全員真正面を向いて芝居してる構成になってるね。

 

前半はどうしても眠くなるけれど、鴈治郎、亀鶴、雀右衛門とそこそこ珍しい顔合わせ。

 

芝翫が大きな声で頑張っている。やはり芋洗いの場面で終わると言うのがよくて、気分が清々とする。

 

「夕顔棚(ゆうがおだな)」

あらすじは→歌舞伎美人のみどころで

https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/717/

 

菊五郎、左團次のコンビ。二人の顔が揃ったところで、フト、辰之助が生きていたら菊五郎、辰之助のコンビだったんだなと思った。

 

菊五郎、左團次が柔らかい雰囲気に満たされる。

 

大道具がよかった。白い夕顔の花、大きな松、下手に小さな流れ。リアルではなくちょっと琳派の絵のような感じ。いつも同じなのかもしれないけれど、青いきれいな照明の中で素敵に映えていた。