5月25日火曜日
18:20
「春興鏡獅子(しゅんきょう・かがみじし)」
菊之助の柔らかい踊りがとにかく気持ちよかった。
特に*手踊り。くるりと正面を向いた瞬間の手の柔らかさは絶品。そこだけ何度も巻き戻して見たいと思った。*弥生の踊りだけでおなかいっぱいになった。
胡蝶の精に亀三郎、丑之助。フルバージョンなのか結構長い踊りをよくがんばっていた。
菊之助、丑之助の親子共演のほか、幕開きの並びに亀三郎の祖父・楽善、父・彦三郎が並びこちらは三代共演。
*手踊り
長い踊りなので、部分部分に名称がついている。扇など何も持たずに踊る部分を指す。長唄の詞章では「恨み かこつな」から。
*弥生
この踊りは、大奥の小姓が鏡開きの日にお殿様に所望されて踊るという設定になっている。小姓の名前が弥生。
「八陣守護城(はちじん しゅごのほんじょう)」は、歌六(かろく)はやはりいい声だなと思っていたら、ほぼ眠ってしまった。