10月3日土曜日 18:00
こまばアゴラ劇場
ミュージカル仕立ての心中天の網島なのに、歌がへたっていうのはつらい。
三人吉三の評判を聞いてチケットをとってみたけれど、毎回演出家が違うという上演の仕方故、同じテイストと質では維持しない、ということのマイナス面をみてしまった。
歌のへたさに加え衣装のセンスのなさもひどかった。特に主人公小春(島田桃子)のスカートの広がったノースリーブワンピにショール、靴が大きなボンボン付のバレエシューズはセンスがなかった。
ショールは何かに使うのかと思って見ていたが何もなかったし、島田桃子の華奢なラインも消してしまってもったいない。靴のボンボンはアンバランスで悪目立ち。
良かったのは、まず大道具。多量の平均台を舞台いっぱい組み込んで、その上を歩きながらの芝居。
足元の不安定なことが、心中に向かう危うい人の気持ちとリンクしていておもしろかった。
次に心中場面。原作通り、怯え、のたうち回って死ぬところで終わる。平均台の下に沈み込み、大きく口を開いたまま息絶える小春の姿が強烈。
休憩なし2時間の芝居の後、主催者・木ノ下祐一の作品レクチャー。本人は2時間以上しゃべりたいそうだが、1時間たっぷり。
「橋尽くし」の通りに現地踏査をしたことなどもろもろ。
夕食は、通りがかりに見つけた定食屋「菱田屋」でサバフライのおろしポン酢。人気店で並んで入った甲斐あっておいしかったが、量もたっぷり。次回はご飯半分にしよう。
こまばアゴラ劇場
ミュージカル仕立ての心中天の網島なのに、歌がへたっていうのはつらい。
三人吉三の評判を聞いてチケットをとってみたけれど、毎回演出家が違うという上演の仕方故、同じテイストと質では維持しない、ということのマイナス面をみてしまった。
歌のへたさに加え衣装のセンスのなさもひどかった。特に主人公小春(島田桃子)のスカートの広がったノースリーブワンピにショール、靴が大きなボンボン付のバレエシューズはセンスがなかった。
ショールは何かに使うのかと思って見ていたが何もなかったし、島田桃子の華奢なラインも消してしまってもったいない。靴のボンボンはアンバランスで悪目立ち。
良かったのは、まず大道具。多量の平均台を舞台いっぱい組み込んで、その上を歩きながらの芝居。
足元の不安定なことが、心中に向かう危うい人の気持ちとリンクしていておもしろかった。
次に心中場面。原作通り、怯え、のたうち回って死ぬところで終わる。平均台の下に沈み込み、大きく口を開いたまま息絶える小春の姿が強烈。
休憩なし2時間の芝居の後、主催者・木ノ下祐一の作品レクチャー。本人は2時間以上しゃべりたいそうだが、1時間たっぷり。
「橋尽くし」の通りに現地踏査をしたことなどもろもろ。
夕食は、通りがかりに見つけた定食屋「菱田屋」でサバフライのおろしポン酢。人気店で並んで入った甲斐あっておいしかったが、量もたっぷり。次回はご飯半分にしよう。