日本の莫大都市東京。
莫大だからこそ日々悩みを抱え込む者がいる。
仕事に疲れる者、いじめに合う者、精神的に病む者、色々な者が溢れる中、東京の一角にビルがある。
入り口には誓約書、判子、引き取り手連絡先等の記入場所があり、エレベータ50階を上れば自らの命を捨てられる。
それを一部の人は自殺所と呼んでいた。
誰も止めようとはしない。
政府もそんな辛くもう明るくなれない、ましてもや違法ドラッグに塗れるのを防ぐために、黙認した。
自殺志願者は泣いて喜んだ。
これで逝ける安らかに。
この辛い人生にピリオドを打つ事が出来ると。
つづく