皆様、いつも閲覧&👍️ありがとうございます。


先日の61L、Twitter&アメブロで多くのご感想を頂き感謝の極みです。拙い語彙力ですが、精一杯記事を作っているので非常に励みになります。



前置きはここまで。今回ご紹介するのはこちら!


  DainsleiF Code Graigan 6'1UL

オールマイティを追求したCodeGraigan 6’1Lに比べ、特にティップセクションをしなやかに仕上げ、より繊細なアプローチを可能にした6'1UL。ウルトラライトアクションのしなやかなティップを搭載しつつ、ベリー~バット部分にはシャープな『張り』を持たせた快適な操作性と、安定したキャスタビリティを実現。CodeGraigan 6’1ULがウルトラライトアクションの常識を覆す!


曲がりかたはこのような感じ。61Lと比較して、ティップのしなやかさはULなので勿論、よりバット側まで曲がりこむレギュラーテーパーの様な感じ。


  使用感について


まず感じるのは、ヴァルケインロッドらしからぬしなやかさ。0.3gのスプーンでもロッド全体がしなやかに曲がり軽快なキャストが気持ちいい。

画像だとわかりにくいが、バットガイドより更に手元までカーボンがしっかり曲がる為、文字通りULらしいULに仕上がっている。

テーパーデザインは公表されていないものの、個人的にはレギュラーテーパー。先端がしなやかなのでレギュラーファーストと感じる人もいるだろう。

だが、ここからがこのロッドの素晴らしい所。
めちゃくちゃ収まりが良く狙いがつけやすいのだ。

振った印象、手で曲げた印象を大きく裏切るキャスト時の俊敏性、正確性。強風時でもきっちりライナーキャストも出来る抜群のコントロール性能に驚かされた。

念のため2.8gまで投げてみたが、一応問題なく投げられる。ただ、やはりティップが動きすぎてしまうので1.5gくらいにしておいた方が使いやすそうだ。

フッキングは61Lと同様、とにかく乗せて乗せて乗せてからの合わせでOK。最近の低伸度ラインを生かした、バイト=即フッキングのイメージとは真逆。咥えて、反転して、潜って。魚だけの力でバットまで曲がりこんだところを合わせて針を掛けるイメージ。

非常に、異常にと言っても良いくらい魚がルアーを咥えている時間が長い。個人的に使っているロッド(ISシリーズ)比較すると、10倍くらい長い。

エステルラインでも全く嫌がることなくひたすらに咥えて反転し続けるので、いかにこのロッドが素直に曲がるのかを実感させてくれる。

もちろんバラシの心配は無用。これでばれたらフックを疑おう。

個人的にはエステルラインの情報量が、バイトのタイミングを早めてしまうと感じたので、オススメはナイロンライン。


総評 


61Lと同様、【ネオクラシカルスタンダード】のUL。

今の流行りのロッドと比較すると柔らか過ぎるくらいに柔らかく感じるので、店頭で振っただけだと少々だるいと思われるかもしれない。

ただ、ラインを通してルアーをキャストした際の軽快さと正確さはまさしくハイエンドモデルのそれ。

目を瞑ったまま、バイトがあってもゆっくりそのままに巻き続けるするだけでも、長く咥えた魚が勝手に自重で針がかりするのでは?と思わせてくれる程のバイト時間の長さ。

昨今のエステルラインの鋭敏さに疲れた神経を癒してくれる、そんな優しく易しいモデル。

反面、昨今のファーストテーパーのイメージでティップが入った瞬間にロッドで合わせるとかからない。

そんなに急ぐな、魚釣りはもっとリラックスしてのんびり合わせて良いんだよとロッドがびんびん主張してくる。

61Lでもロッドの主張を挙げたが、このあたりの性格の強さがヴァルケインロッドにおけるハイエンドモデルらしさ。煮詰められた設計の妙である。

流行りの高速展開していく釣りから、3テンポくらい遅く、ゆっくりのんびりと合わせられる、優しく易しい釣りをしてみるのも楽しい。是非味わってみてください。