2月15日、お釈迦さま入滅の「涅槃会」と「絵解き涅槃図」
2月15日は「涅槃会」。我らがスーパースター、お釈迦さまが亡くなった日です。
陰暦の2月15日だから本当は別の日だと思いますが、
日本では2月15日に全国のお寺が涅槃図をかけて、法要をします。
南伝仏教では「ヴァイシャーカ月の満月の日」とされてて、
だからスリランカ仏教のテーラワーダ協会では
毎年5月に「ウェーサーカ祭」というのをやってます。
さて、「涅槃図」を一度は見たことがあるでしょう。
たくさんの弟子や動物が描かれていて、誰が誰だかわかりませんよね。
本も出ていますが、ネットをいじってたら、こんなサイトがありました。
「WEB版 絵解き涅槃図」
http://www.rinnou.net/nehanzu/
これは涅槃図をかなり詳しく説明していて面白いです。
<妙心寺派教化センター・花園大学国際禅学科・禅文化研究所の三者共同事業にて、
中山寺(三重)蔵および少林寺(岐阜)蔵の二幅の画像をデジタル化して、
そこに描かれている人や物、そしてそれに関しての妙心寺派布教師の法話もリンクし、
知識向上の一助になればと考え、「WEB版 絵解き涅槃図」を構築いたしました>
という本格派です。
たとえば、十大弟子のアヌルッダさんが2か所に描かれているんですって。
ひとつは雲に乗って駆け付けた摩耶夫人を先導している姿、
もうひとつは悲しみのあまりに気を失って倒れた阿難尊者を介抱している姿。
しかしツイッターもない時代にこれだけの人数が駆けつけるのは難しかったはずで、
実際のお釈迦さまの死は、もっと静かな行き倒れだったと想像します。
15日は、『ブッダ最後の旅』(岩波文庫)を読み、
どこかで涅槃図を見ながら、お釈迦さまに思いを馳せたいものでございます。
さらには『パーリニッバーナ 終わりからの始まり』(下田正弘著、NHK出版)も。
http://ameblo.jp/nibbaana/entry-11287921987.html
http://ameblo.jp/nibbaana/entry-11292941384.html

にほんブログ村