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集中治療室に通されたはず?左隣には胃がんで胃をとったお爺さんと、右隣には背中にできた脂肪腫をとったおばさんがい一緒でした。
お爺さんはちょっと大変な手術をしたみたいで、痛みもすごそうでした。看護師さんにも
「これは何だ。さっきの痛み止めの方がいい。」
等といろいろ注文してましたが、口調がキツくなると、看護師さんも負けじと、
「痛いのはわかるけどさ、そんなにプリプリしないでよ。」
って言い返していました。でも、このお爺さんの方から何やら小さな音で声が聞こえてきて…こんな時にもイヤホンでラジオを聞いているんです。
さて、右隣のおばさんですが、手術は簡単だったと思います。私は過去に粉瘤を日帰り手術で取りましたから。だから元気です。痛みもないようでうらやましいです。でも、手術後、この部屋に帰って来る時に気分が悪くなり吐いてしまったそうです。このおばさん、やたらと電話をしていました。私も看護師から携帯電話を持ってきましょうか?聞かれたのですが、どうやらこの病院は、集中治療室でも電話していいみたいです。
私はというと、筋肉や筋をメスで切っているので手術の傷が痛みますが、以前のように咳をしても足の付け根から膝まで走る飛び上がるほどの痛みは無くなっていて、ホッとしました。左脚単独で動かすにはまだまだのようですが、この怪我で身につけた技、右足で支えながら動かしたり、曲げたりすることができます。
沖縄の集中治療室は地元の病院とは似ているようでやっぱり勝手が違う、今の職場と似たものがあります。夜から食事もこの集中治療室で取りました。寝てる時も突然、隣のお爺さんが叫ぶので、目が覚めちゃったりもしましたが、眠剤のおかげで眠ることができました。朝、看護師さんから、
「眠れました?」
と、心配されましたが、はっきり言うと、普通病室の方が静かだったでしょうね。手術の次の日の朝食後には、普通病室に戻されました。

「沖縄の病院食」2024.5.2