「士業事務所経営 1億円へのエチュード」 第7章 経営書式編 6.借入申請書 | 千の扉

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コンサルタント西河豊のSTORYを中心としたグログ

今後の予定 第2校の原稿を出来次第順次アップ

 

7月発売!

 

士業事務所経営 1億円へのエチュード

 

部 自社事例でみる戦略ケーススタディ


第7章 経営書式編 


6.借入申請書

 

 2022年に設立した法人でも500万借りました。個人・法人両方というのはレアケースなので苦労しました

しかし、この頃には既に見せる技術習得していたのでなんとかなりました

コンサルタントで借り入れもしていないのに借入指導をしている人がいますが、それを実践してみないと経営者の気持ちは気持ちは分かりません

しかし、いいことばかりでなく、借入してしまうとなかなかそれを償還できないという中小企業の悲哀を味わうことになります。しかし、その気持ちは事業を頑張るエネルギーにはなるということです。

これから事業する人はこの借入するということをじっくり考えてください。ここを怖がっているばかりの人の事業は一般的には広がりません

近年は今は思わぬリスクへの対応資金のホールドも必要であります

借り入れの本来の主旨は資金レバレッジを利かすことで

 

申請書に、定型フオームはありません。借入しているので、現物の申請書もありますが、言葉で解説します。


ビジネスプランを書く部分はありません。

これは、政策金融公庫、保証協会付き融資などの政府系も同じです。
借入申請の場合は、その内容部分は担当者がヒアリングして書く建付けになっているのです。

それが銀行稟議です。

顧客に書かせると自社サイドの良いことばかり書くという事情もあるでしょう。


銀行借り入れの時に出す情報で、補助金申請などにはない項目を説明します

必要記載事項

*同居家族
*住んでいる不動産が所有か賃貸か
*上位取引先(仕入れ先を含めて)これで信用度をこれで測ります。
*ビジネスプランはないと言いましたが、現状の売り上げと見通しという欄があるケースはあります。
これはコロナ融資の際には、「悪い方が貸しやすい」という逆転現象がありました。
*銀行取引明細書
銀行取引明細書というのを作らねばならず、これは、要するに他で既にどれだけ借りているかです。この情報の意味はは分かるでしょうこれは借入時には重要な資料です。

添付資料としては
*登記簿
*印鑑証明の他
*納税で延滞していない証明
が要ります。
いずれにしてもその金融機関の担当者に常に情報提供して分かって貰っておくことが重要です。

 

7.経営革新計画へ 続く

               

履歴編との相関図

 

 

続く

 

目次***

 

士業事務所経営 1億円へのエチュード

 

はじめに

 

第1部 士業事務所の戦略概説

 

第1章 士業事務所向けミニ戦略講座

1.最初は帰納と演繹を繰り返し戦闘力を上げるしかない

2.朝令暮改でいい

3.脅威は内部環境のしかも自分

4.とにかく市場で勝て、理屈付けは後から

5.士業事務所戦略の陥りやすい方向

6.テーマを投げかけられてから形を作る

7.今のところの唯一の戦略の正解は?

8.事業化したいなら、事業化した人に聞きに行く

9.現時点での戦略総括

 

第2章 規模拡大のための経営者3要件

1.器を広げますか?の問いに正しく答えること

2.人間力と合理性

3.ボクシングのような格闘技をするマインドがあること

 

第3章 俯瞰で見る分かれ目

1.ルビコン川

2.ちょっとした分かれ道

3.行動を阻むものの存在とその対策

 

Ⅱ部 自社事例でみる戦略ケーススタディ

 

第4章 履歴編

1.黎明期

2.商品開発期

3.事業展開期

4.事業化模索期

5.法人策定期

6.現在のステージ

7.履歴編と次章以降の相関図

 

第5章 鉄則編

1.黎明期に学んだ鉄則1~2

2.商品開発期で学んだ戦略 鉄則3

3.事業展開期で学んだ戦略 鉄則4~5

4.事業化模索期に学んだ戦略 鉄則6~8

5.法人設立期に学んだ鉄則 鉄則9~10

 

第6章 マーケット分析編

1.定義

2.ジャンル解説

 ①顧問業務

 ②海外進出サポート

 ③補助金・助成金分野

 ④人的資本経営・ハラスメント予防

 ⑤CHAT GPTなど

 

第7章 経営書式編

1.経営革新法申請

2.経営力向上計画

3.補助金申請 持続化補助金

4.法人設立一式

5.BPC計画

6.許認可申請書(IT支援事業者申請・M&A支援機関)

7.知的資産経営報告書

8.金融機関への財務報告書

 

おわりに

 

参考文献

 

中小企業庁・厚生労働省サイト

神田昌典  挑戦する会社 挑戦する会社 フォレスト出版

 

第4章 履歴編 第5章 鉄則編はドキュメントであり、「である調」の方が、読みやすいと思い「である文体」で書いています。

 

 

 

これが履歴です。

 

著者紹介

西河 豊(にしかわ ゆたか)

1984年 大阪外国語大学 中国語学部(現大阪大学 国際学部)

1984年 4月~2000年2月 金融機関勤務

    2000年 独立開業

    2016~2017年 大山崎町商工会会長

    2022年 株式会社西河マネジメントセンター 設立

 

現在 西河経営・労務管理事務所

   株式会社西河マネジメントセンター代表

中小企業診断士、社会保険労務士、経営革新支援認定機関、M&A支援認定機関、IT導入支援事業者 

 

主著『補助金獲得へのロードマップ』

『助成金獲得へのロードマップ』

『待ったなし!外国人雇用』

『非接触ビジネス推進と事業再構築』

『事業再構築の教科書』

『EX-CFOを使え!』

『労務管理技術便覧』    

海外ビジネススタートの教科書 

 

続く

 

以下の書籍を基本テキストといています。