「〇億へのプレリュード」  第2章 履歴編 事業展開期3 | 千の扉

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コンサルタント西河豊のSTORYを中心としたグログ

今後の予定 第2校の原稿を出来次第順次アップ

 

7月発売を目指します!

 

履歴編はドキュメントなので「である調」の方がいいな。

 

士業事務所経営 1億円へのエチュード

 

部 自社事例でみる戦略ケーススタディ

 

第2章 履歴編

 

先に結論として、長い履歴を経て現在の経営戦略は

 

(情報収集力)にも縦(業務遂行力)にも強い→これが信用になる

 

戦術は

①体育会系精神の排除(数字は記号)

②市場で目立ってはいけない

③商品で確かなものはない、常に進化させる

なります。それに至るまでの最初からの独立以降の履歴を書き綴ります。

 

3.事業展開期3

 

その日曜日の夜、また、うつらうつらと寝ている時に、「それ売ってください、どこに振り込んだらいいんですか?」とメールが入った。

そこからぽつりぽつりと同様の問い合わせが・・・

問い合わせが来てから、振り込んでくるまでの時間を利用して、そのマニュアルを必死で作った。

今売れていますとコピーをつけるとそれは、加速した。

感覚的に何か壁を破ったような気がした。

 

この情報商材ともいえる補助金申請虎の巻が当たった前後の経験則をまとめよう。

 

1.まず、サイトで広報してダメなら、DMで、DMでもだめならと、その周辺をあたっていくことだ。

ともすれば、人間は苦しくなるとその周辺ではなく全く違う夢を追いたがる。

 

それは、その違うプランが魅力的だからではなく、今の苦しさの裏返しであるだけなのだ。

ちょっとだけ変えたところにヒットのゾーンがあるかもしれないと考えるべきだ。

 

2.次にサイトでこの情報商材売りに出した時、商品は出来ていなかった。受注がついてから製造した。

とんでもない手抜きをしてしまったと反省していたが、順序逆で、ブレイクしてから慌てて読んだ情報商材のノウハウ本には「それでいい」と書いてあった。ものづくりにかけるのではなく、サービス業者として先にニーズを図るという姿勢で合っている。

今、メーカーの姿勢もこれになりつつある。(発注貰ってから組み立てる)

しかし、製造業で「金型」に当たる設計図は頭の中に作っておく必要はある。これぐらいはコンサルタントはできるはずだ。

 

3.ここから(マニュアルが売れてから)私はそれをベースにメール添削コースをオプションでつけた。

これに何人かに一人は乗ってくれて、順調に行った。

1も3も「面積を広げるようにあれこれ試していく姿勢が重要」である。

その時点で正解かどうかは分からない、要するに「消費者に聞け!」だ。

 

4.マニュアル販売に勢いが付き、天下を取ったような気になった。

なぜかというとサービス業は生業的であるのに際して、マニュアルは100%再現性ありなので、どんどん通帳に振り込んでくる売り上げがすごいなあ~と感じてしまうのだ。この快感にはまってしまい、抜けられなくなる。作家や音楽家のヒット作が出たときの快感に近いだろう。要するに小売業なのだ。

 

5.次にこれだけに甘んじてはいけないとマニュアル販売先に申請書のメール添削をつけた。これも低料金で3~5万と成功報酬

10%と比較すると超お得だった。

これに加えて、買ってくれる人のリスト化を図らないといけないなと直感した。

この時始めたリスト数は3000に及んでいる。(ただ、1/4は廃業・倒産しているだろう)

 

6.ペルソナを読む

この頃、発送として何が売れるかから、ペルソナを読む方が重要だと悟った。ペルソナを読むとはどういうTPOで人はどういう行動をするかということで突き詰めると何が売れるかになる。

それを聞くのは消費者であり、頭の中でロジックで考えてはいけない。ここを頭のいい人ほど錯覚する。

例えば、関心を引かせる補助金のコラムで「受かる」と「落ちる」という2つの表現でどっちが関心が高いかを実験した。

これは、ひょっとしたらの予感通り「落ちる(不採択)」の方が(PVが)高かった。そこで、マニュアルとして「不採択になる表現集10パターン」というのを出して、そこそこ売れた。「受かる表現集10パターン」はありふれている。

 

このペルソナを読むという感覚の最も研ぎ澄まされていた時には、人を寄せるのは簡単にも思えた。ある商材を売りに出したところ1日にオフアーが100件以上入った時があった。(発売日は淡路島に出張中の日で、オフアーの問い合わせを携帯のチャイムが鳴るよう組んであったのでチャリンチャリン鳴りっぱなしであった。)契約しているネット会社から「後にも先にもこんなのは初めてこの記録は抜かれないでしょう」と言われた。

 

続く

 

目次***

 

はじめに

 

第1部 士業事務所経営戦略の概論

第1章 士業事務所向け戦略講座
第2章 規模拡大のための経営者3要件
第3章 俯瞰で見る分かれ目

1.ルビコン川 2.ちょっとした分かれ目

3.行動を阻むものの存在とその対策

 

第2部 経験則から見る戦略ケーススタディ

 

第1章 履歴編 

1.黎明期 2.模索期

3.展開期 4.事業化模索期

5.法人策定期

 

第2章 履歴から学んだ鉄則

 

第3章 進出ジャンルの検討

1.海外進出支援 2.資金調達支援

3.人的資産経営・ハラスメント対策

4.CHATGPT など

 

第4章 経営書式紹介 すべて当社のもの

*法人定款

*経営革新法申請(個人・法人の2回)

*知的資産経営報告書(法人)

BPC計画(個人法人の2回)

*経営力向上計画(個人法人の2回)

IT支援事業者申請 *MA支援機関

*補助金申請 持続化補助金(個人)

*法人創業時の主意書(口座開設のため)

*金融機関への財務報告書(決算・仮決算時)

 

おわりに

 

続く

 

これが履歴です。

 

 

 

 

続く

 

以下の書籍を基本テキストといています。