「〇億へのプレリュード」改定原稿1 士業へのメッセージ→士業事事務所模拡大のための経営 | 千の扉

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コンサルタント西河豊のSTORYを中心としたグログ

最初は機能と演繹を繰り返し戦闘力を上げるしかない

 

戦略に固定的な答え(単一解ともいう)はありません。

今、「こうやって成功した」という類のセミナーを聞きに行くのは意味がありません。

そういうのを聞いて「いい話を聞いたなあ」という時代は、もう昭和で終わっています。

それだけ二匹目のドジョウはいない時代になっているのです。

 

朝令暮改でいい

 

そして、それを固定化しないこと。すべては成功途上、ランニングしながら考えるのが正解!

顧客ニーズ以上に、自社を変化させよ、そうしないとニーズの先取りはできない。

戦略を決めたらスモールスタートで実践し、試行錯誤せよ、その回数が命運を握る。

ということです。

 

*脅威は内部環境のしかも自分

 

まず、1億円としたのは、労働生産性が低い状態(生業的という)ならば、これは、達成し得ないからである。

コンサル系は1千万というとなんとか自分の力でと考えてしまう。

これで過労死した人を何人か見た。

これも今の世ではなしえない。ライバルもいるし、隙間がないからだ。

ただ、ネットの仕組みを活用して、こういう新たなやり方で稼いだという人はいるだろう。

そういう人はそれをネタにセミナー事業をするが、これも、もう隙間がなくなっている状態なので、2番手以降はなしえない。

そういうもの(セミナー)に頼る気持ちはわかる。でも、そういう気持ちになったら自分の心が弱くなっていると反省しよう。

次の注意は、労働生産性を上げるというのは一足飛びにはできないということ。まずは、自分でやってみて理解してから次のステップに行くことだ。(だから一定の試行錯誤の時間はかかる。)

私もそういうSTEPを踏んできた。それも余さず説明する。その時の考え方を言う。

 

 

 

*とにかく市場で勝て、理屈付けは後から

 

儲けの仕組みとはそう簡単なものではないということを肝に銘じた方がよい。

多分、その会社内に入って1年間見ても分からないだろう。

なぜそうなるのかというと試行錯誤の上にそれが成り立つからである。

 

だからこそ、言葉で今やっていることを表す技術が必要です。

対クライント用、対金融機関用、何かにチャレンジする場合のプレゼン用などです。

言葉に表すというのは技術です。

 

そこで、ステークスホルダーに分かりやすく見せるために、SDG’sや人的資本経営・BPC(事業継続力強化計画)があると言ってよい。当社はこのうち、BPC計画を取得している。

ステークスホルダー以外に会社の計画を見せることを意識すべきは銀行(バンク)である。

これについても改めて説明する。

 

ビジネスというのは日々売り上げを稼ぐという観点と将来のための種をまくという観点を常に持っていないといけない。

80%、20%くらいの割合か?

この20%の方の実るのに時間がいるので、スタートアップは若い方が良いとなる。

ただし、そう考えたとしてもコンサル事業の場合、実らせるのが難しい。自己満足に終わるケースが多い。

過去の履歴編ではこのあたりをじっくり読み取ってほしい。

 

*早くスタートしないと時間がかかる

 

これは、私の実践の経過である。(左からやっとメデイア化のところまで20年かかった)

よって、士業で独立するなら遅くても40歳だ。

それ以降に独立しても

*習熟までに効率的な弟子入りがもうできない。

*リスクを背負えない

などの弊害もある。いやそれ以上にもう流動性能力が失われて、何も変われないでしょう。

 

 

*士業事務所戦略の陥りやすい方向

 

ある程度、ランニング出来て、戦略を進めていくと必ずこうなるというパターン

 

V字理論(神田昌典さん考案)

  

何もしなければ、左端のプロダクト型となる。

これはよく言えば、顧客ニーズにそってということだけど、悪く言うと下請け業務的である。

そこで、情報発信して主体性をもって動こうとすると右の方にシフトしていく。

しかし、その段階で必ず利益率が落ちていく。

私も「ああ~この通りや」となった。

商品ページをランデイングPで増やしていくと、見事にこうなる。

(管理コストが増えて、利益率が落ちる)

そこで、右半分に移行するためにはブランデイングが必要になる。

どうしますか?動きますか?やめときますか?

 

テーマを投げかけられてから形を作る

 

メルマガで「商材は予約がついてから作る」という言葉を紹介します。これは、情報商材の世界の言葉で労働工数の面と資金繰りの面からの言葉です。

このコラムでは前回先生業は、セミナー・研修・執筆・コンサルとあらゆる形に対応できなくてはならないと述べましたが、その準備の作業はオーダーがついてから動き出すべきです。

先にやっておくべきはそのジャンルのリスク研究だけです。

よく見かけるのは、準備作業ばかりで、クライアントとの接触を避けている人です。

次に流行ることはお客さんが一番よく知っています。

 

士業はどういうテーマを選択するかについて難しさはありますが、それを決めて、もし、当たりが少しでも来たならば、

セミナー・研修・執筆・コンサル

とどのような形でもやるべきです。やれるべきなのです。

セミナーはちょっとなどとしり込みするような人は失格です。

Aというコンテンツを決めたなら、話すのも書くのも同じではありませんか?資質的には十分あるはずです。

 

ここで、前に出るのをためらうようならその後食べていけないでしょう。

なぜ、なんでも取り組むべきかというと、時代により何が流行るかわからないからです。

そして、それは最後のコンサルへ向かうツールであり、そこでリサーチかけるべきです。

そのコンサルは外すべきではありません。

そこで、本当のノウハウ出来るのです。

これを避ける人も士業失格です。

士業失格に当たった人は、何か?先生業(士業という意味ではなく)を目指せばいいと思います。

 

*今のところの唯一の戦略の正解

 

まず、ひとつめは、「儲かっても目立ってはいけない」というものだ。

 

「目立たない」

 

最近の事業の倒れ方は、「リークで後ろから刺される」というものだ。

 

今は恨みの世情になっているので派手に出ていけば必ず、それを刺そうという勢力があるし、ビジネスとして手を貸す人もいる。(主に弁護士)

では、世の中へのアピールはというと静かな宣伝と前回説明したようにSDG’s、人的資本経営でこういうこともやっていますというエビデンスとしてのパブリシテイだ。

ただ、これはだから違法なことをしていいんだということではない。

 

そして、イメージとして

「横にも縦にも強い

ということ。

この時代、売り上げを増していくには、

「横にも縦にも強い」ということだ。

横は情報に早い

縦は難しい業務を遂行する

ということで、縦は難しいが故に報酬は高くなる。

上の情報に早いというのはやろうと思えばできる。

この対策として、出来れば情報は有料情報で集めたい。

そこで、一昔前はこの情報をソフトなサービスとしてまとめてパッケージとして売りに出すというのが流行った。

しかし、もうそれではだめである。(まだ、大手コンサルは、この手法でやろうとしている。いやほど、営業DMがくるでしょう?)

なぜ、だめか、SNSに情報が氾濫して、一般人も自分でその情報は取れるからである。

そこで、それを読んでも実践できない人に対する有料コンサルしか残っていないのだ。隙間が・・・

これを助成金はしたくないとか避ける社労士は初めから失格である。

リスクのあるとことにしか、報酬はついてこず、そのリスク対応こそがノウハウになるのである。

 

 

 

 

続く

 

これが履歴です。

 

 

 

続く

 

以下の書籍を基本テキストといています。