「〇億へのプレリュード」追加原稿7 経営の分岐点 行動を阻むもの | 千の扉

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コンサルタント西河豊のSTORYを中心としたグログ

では、進むべき道に対するイメージが出来たとします。

 

後はやるべきことを決めて、日々のTaskに分解してこなしていく(Do)だけです。

 

これを阻むものは外部感環境ではなく、内部環境=自分の心です。

 

外部環境が厳しい場合は逆にそれを梃子にして自分を励ます材料に出来ます。

 

これに対して自分が原因である場合の方が、深刻です。自分がその行動をしないのですから。

 

成功本では、これを「コンフオートゾーンにいたいため」と解説しています。

 

狭義にはその通りですが、本書ではもう少し広義に解釈して、天邪鬼な心理として説明します。

 

人が何かをしようとすると、同じくらいのパワーで、それをしたくないという心理が起こります、

 

冬の寒い日に布団から出る、試験が近づいているので勉強するなどの事例が分かりやすいでしょう。

 

これを本書ではイドと呼びます。イドとは図のように深層心理を包むもので、それが外部環境に対しては行動という形で影響を与える形になります。

 

これに打ち勝つ技術を持たないその積み重ねの結果として何も成し遂げられないことになります。

 

 

前節のちょっとした分かれ道における選択にも影響します。

 

これに打ち克つ方法について人生を通じて、徹底研究しました。

 

2つありますが、後者は理解し得ないかもしれません。

 

*それが起こりそうになったら「心を抜く」

 

この心を抜くということを具体化したものがリストアップ方です。

 

前日になすべきことをリスト化しておき、当日朝から何も考えず、それを潰していく(斜線で消しこんでいく)ことに専念するのです。勢いがつくと逆にどんどん消し込みたいという感覚になります。

 

これにも細かい技術があり、一番目のTaskは、誰にでも(猿にでも?)出来ることにします。しかも、ゆっくりとします。

 

ここで、躓くと1日のリズムが出来ないからです。

 

実は、この方法、多くの社長がやっています。

 

*「逆打ち」

 

これは理解しにくいかもしれませんが、私は実践で使っています。

 

それはツキのない日、バイオリズムの悪いときは考えて出した結論の逆をするという方法です。

 

ギャンブルをやっている人にはついていない時は何をやっても裏を取られるということが理解できると思います。

 

これは、自分を突き放して俯瞰していないとできないかもしれません。

 

 

 

続く

 

以下の書籍を基本テキストといています。