「〇億へのプレリュード」追加原稿6 経営の分岐点 ちょっとした分かれ道 | 千の扉

千の扉

コンサルタント西河豊のSTORYを中心としたグログ

経営の分岐点のちょっとした分かれ道の方です。

 

ルビコン川のパターンよりこっちの方が、何気ない判断で別れていくので要注意です。

 

以下の3つのパターンで大きく歩む道は、「ビジネス機会の声がかかるか?」で大きく分かれてきます。

 

いや、神様に微笑まれるか?と言った方が近いのかもしれません。

 

これは、売り上げの伸びる3要素で書いたうちの人間力が大きく影響します。

 

人間力を鍛えないと私の推奨する方の判断は取りにくいからです。

 

ちょっとしたことです。

 

*)創業時の姿勢

 

創業時に何を業務とするかというプランで顧客志向になっているようで、自分サイドのことばかりになっていないかというのがここでの課題です。

 

「なんでもやります」もあまりいい言葉ではありません。

 

現実的に見ても、そういう人ほど「なんにもしれくれえな」という結果に終わりがちです。

 

創業時にはまだ、明確に売る商品・サービスが決まっていない場合もあり、顧客ニーズを聞いて決めていこうというのも正解なので難しい面もあります。

 

逆の面で、失敗するのは商品・サービスは決まっているのに、一向にそれを持ってお客さんに近づこうとしないケースです。

 

そんな人いるのかと思われるかもしれませんが、創業時にテストマーケテイングを嫌がる人は多いのです。

 

その心理は

*それに自分の夢が乗っているので壊されたくない。

*あれこれマイナーチェンジ案を言われると自分の初期の思いがどんどん崩れていくと難じてしまう。

のです。これが、真の成功からはずれているのは分かるでしょう?

 

では、どうすればいいかというと創業時はある程度「ゆったり」構えましょう。

 

創業時に日銭欲しさに、下請け志向になりがちなのも、これは中小企業診断士の場合なのですが、独立前から、どこの県支部がどのような斡旋事業を出してくれるかを情報収集して良く知っています。

それにあやかりたいために複数の支部に所属する人も近年多くなっています。

 

しかし、これは冷静に考えると、下請け体制にずっぽりはまるだけで、長い目で見ると少しもいいことはありません。(気持ちは分からないでもありませんが)

 

もう少し、長期ビジョンを立てて何を成し遂げていきたいのか?」を明確してから初期の業務の設計をすべきです。

 

 

 

*)メールの返答速度

 

これぞ、ちょっとしたことです。

 

明らかに言えることは、出来る社長程、この相手の返答速度を見ています。

 

何かの問い合わせ、お誘い、引き合いなどで、メールを見て、返事を保留していませんか?

 

先程の出来る人のパターンでは、相手が何を考えているかも読めてきます。

 

「自分の特になるか考えているな?」ということです。そして、この保留時間が長い人は優柔不断に見えてきます。

 

ほとんどのケースで直感で、Yes・Noの判断は決まっていると思います。それは、こういう理由なので断るでもいいのです。

(待っている方も次の手を打たねばならないので)

 

常に、ここまではOkという覚悟のラインを持っておくことが重要になります。

 

*)人との別れ方

 

これも意外なことかもしれませんし、人生を俯瞰しないと分からないことかもしれません。

 

人間関係は常にうまく行くとは限りません。いやうまく行かないことの方が常です。

 

その時、啖呵を切って、喧嘩して人間関係を切る人がいます。それはあまりトータルで見るとあまり良くありません。

 

立つ鳥、跡を濁してはいけないのです。大きな目で見るとあなたとその人の関係など、ささいなことです。

 

振り返ってみれば、お世話になっていたことのあったかもしれません。

 

私の場合も寸でのところで、啖呵を切りたい気持ちを抑えて、奇麗に分かれました。

 

その後、ひょんなことから再開して仕事につながった例もあります。

 

人生の晩年に、過去の恨みからうまくいかなくなる人というのは意外といるのです。

 

 

 

続く

 

これが履歴です。

 

 

 

続く

 

以下の書籍を基本テキストといています。