「〇億へのプレリュード」履歴編15 プレイバック4-6 | 千の扉

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コンサルタント西河豊のSTORYを中心としたグログ

事業展開時期  第4期-5

 

ここで、もう1点説明しておかねばならないことがある。

それは、事業的規模にするためにこの時期に借り入れをしているということだ。

 

まず、当初にとりあえず日本政策金融公庫で200万

これだけでは済まなかった。

コロナである。ここで売り上げの伸びが止まったどころか、着手金の返還まで迫られて、資金が逆流した。

それだけ顧客も緊急事態に陥ったということ。

 

そこで、コロナ借り入れで日本政策金融公庫で500万(緊急時で携帯電話での本人確認だけだった)

それでも、不安になってきて、保証協会で300万、日本政策金融公庫に追加で、300万

 

日本政策金融は商工会、保証協会は京都信用の担当者にお世話になった。

 

借り入れを知らない人はそういう時、どこの誰に相談したらいいのかもわからないので危険である。

 

この時代経営の方は順調に行っているつもりでも、どんなリスクにさらされているか分からないのだ。

 

それから、後のことになるが2022年に設立した法人でも500万借りたが、これも個人・法人両方というのはレアケースなので苦労した。

 

しかし、前回書いたように、この頃には既に見せる技術は習得していたのでなんとかなった。

 

コンサルタントで借り入れもしていないのにそういう指導をしている人がいるが、こんなことは、それを実践してみないとその時の気持ちは分からない。

 

しかし、いいことばかりでなく、いったん借入してしまうとなかなかそれを償還できないという中小企業の悲哀を味わうことになる。しかし、その気持ちは事業を頑張るエネルギーにはなる。

 

これから事業する人は以下のことをじっくり考えて欲しい。ここを怖がっているばかりの人の事業は一般的には伸びない。

 

借り入れの本旨とは資金レバレッジを利かすことである。

 

続く

 

以下の書籍を基本テキストといたします。