お金の話45 銀行の事業所評価法 定性評価 | 千の扉

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お金の話 45

作 西河 豊

 

銀行の事業所評価法 定性評価

 

金融機関は通常、企業評価システムを持っていて

定量情報

定性情報

の評点の合算で評価されます。

 

定量と定性の評価ウエイトは、規模が小さい企業ほど定性評価のウエイトは大きくなります。

規模が小さいほど社長の手腕が影響すると言う考えです。

 

まず、定性情報の方から解説しますが、この評価が「困りもの」なのです。

中身は

社長の人格・実力

スタッフのレベル

管理力

事業可能性など

となるのですが、統一した基準がないことと、評価する担当者の感覚で評点が変わるという課題があるのです。

 

よって金融機関(具体的に言うと、その中の融資担当者)は、定性評価が出ていても融資審査の際にはあまり参考にしないと言う傾向があります。

 

これが日本の銀行の限界とも言えるでしょう。

 

次に、定量情報では、通常、安全性・収益性・成長性・返済能力の4部門でそれぞれ、複数の財務指標が紐づいています。

 

続く

 

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