前回のあらすじ。

第五Rで強豪チームに1-6負けするものの、

正念場の第6Rで自身もチームも初勝利を挙げたのでした。

 

7R。

前年度も当たったチームが相手です。

この時は2-5負けでした。

事前の情報で戦力が数枚入れ替わってた事は知っていたので、

当たりによってはワンチャンありそうでした。

 

出来上がったオーダーを一目見て、

相手の看板選手が一人出場していなかったので、

ワンチャンあるように見えました。

 

五で出て、偶数先。

課題の後手番。

前年度に当たった看板選手に再び当たりました。

単純計算で1/7なのに、恐ろしいですね。

自分が勝てば、相当勝ちに近づくのは間違いなさそうでした。

 

研究している戦法をぶつけました。

バランスで勝負するコンピュータの評価が高い戦法ですね。

恐ろしく神経を使う戦法ですが、丁寧に指すことを心がけて指しました。

 

序盤中盤も大きなミスもなくついていって、

両者秒読みの将棋になりました。

相手が金を投資して、受けてきたので、

勇気を出して、踏みこみました。

 

こちらの攻めが先に届くかどうなのか。

ここで相手が飛車で桂馬を取ってきました。

素直に同金で飛車を取るのか、金取りを放置して、

さらに敵陣の金を取る攻めの一手を指すのか。

 

ここで正解が指せなかったので、負けました。

本譜は素直に飛車を取ったのですが、毒饅頭でした。

正解はさらに踏みこむ敵陣の金を取る手でした。

この手が詰めろになっているのが読みきれませんでした。

自玉はまだ耐えていたので、飛車を取る手が一手パスに近かったです。

 

正解手が指せていれば、

65対35くらいでこちらがやや指せるくらいの終盤戦になっていたと思います。

ポッキリ折れたのが今の実力ですね。

前年度の将棋より善戦できただけに残念でした。

攻め合いで怯んだらダメみたいです。

 

チームは大、六、七勝ちの3-4負け。

あと一本届かずの惜敗でした。

 

8R。

二年前にも当たったK大の若手OBチームです。

ここも落とせない勝負だと思ってました。

 

二年前は一人不戦敗を出したのに、望外の5-2勝ちでした。

二年前と比較すると、こちらの戦力が落ちていて、

相手の戦力は上がっているので、いい勝負になりそうでした。

 

四で出て、奇数先。

試練の後手番。

懲りずに1R、2Rで採用した作戦を採用しました。

 

まずまずの序盤に見えたのですが、

こちらの桂馬にヒモがついてない隙を突かれたのでした。

どう指しても駒損は避けられなくなりました。

結果、こちらの銀二枚と相手の飛車との交換になりました。

相手陣は飛車の打ち込みに強い形だったので、

ハッキリリードを許したのでした。

 

終盤戦。

相手が先に秒読みになりました。

上から押し潰しにいくような攻めを選択してきました。

こちらは自陣にも敵陣にも効かせる角を二枚打って、全力で抵抗しました。

 

こう指されたら苦しいと思っていた攻めの一手を指してこなかったので、

急に視界が広がったのでした。

清算する攻めを選択してきたのですが、

これは食い止められるのではないかと。

 

清算して5二に移動した玉に8二飛と王手をかけてきて、

6二銀と合駒。

4二金と送りの手筋の王手をかけてきましたが、

ここで取らずにかわす5三玉で勝ちを確信しました。

この一手で攻めを食い止めることができました。

 

次に5八角成と角を切る手が必殺の一手になる組み立てだったので、

猛烈に忙しい局面にしていたのが幸いしました。

5八の馬を取ったら即詰み、取らなかったら必死がかかる感じです。

 

待望の5八角成が実現して、以下は的確に指して、逆転勝ちしました。

相手は序盤中盤四段、終盤初段のタイプだったのが幸いしました。

 

先に秒読みに追いこんで、時間責めで間違えさせた感じですね。

こちらは5分くらい残してました。

結果だけが良かった将棋でした。

 

チームも大、三、四、六、七勝ちの5-2勝ち。

6Rに続く勝負の一戦を取ることができたのでした。

 

二日目は参加メンバー7人全員が白星を挙げることができました。

初日は三人しか勝ち星を挙げられなかったので、良かったです。

しかし、まだストレート降級圏内なので、

首の皮がつながっただけみたいです。

 

三日目は四戦とも、残留争いをする相手と当たるので、

三日目は天王山になりそうです。

なんとか三つ勝ちたいです。

七人以上参加者がいないとどうにもならないので、

なんとか参加者が集まってほしいですね。