先日カラタチ種子の袋蒔きについて書きました。

流石にまだ発根はしていないようですが、10月頭頃に袋蒔きしていたミラクルフルーツには、動きが見られました。

今日は、その様子についてまとめていきます。


そもそも、ミラクルフルーツとは?


ガーナあたりの西アフリカ原産アカテツ科の熱帯果樹です。

これを食べた後、30分〜2時間ほど、酸味のある物を食べると酸味が弱まり、甘味が強くなったように感じる不思議な果実です。

この木自体は、私が中学生の時に実験目的で、果実を購入し、蒔いた種子から育った木ですが、ここ数年、年々収穫が増えてきました。


得体の知れない存在と思われているためか、あまり欲しがる人はいないです。

そんな中、今年は、祖父母がプチハマりし、ミラクルフルーツを食べた後に異常な量のトマトを食べて、「甘い甘い」と楽しんでいました。

ちなみに、私は、ミラクルフルーツを食べた後のトマトは甘ったる過ぎて苦手です。

プレーンヨーグルトやレモン果汁あたりは割と良い感じです。


話が逸れましたが、10月に袋蒔きしたミラクルフルーツのその後です。


赤いどんぐり大の果実で、この果実自体はほんのり甘いくらいで、ほぼ味はありません。


果肉も、種子の周りに薄く付いているだけなので、ほぼ種子です。

この種子を10月頭に袋蒔きし、発根を待ちました。


11/1に発根を確認しました。

この時には、種子が肥大して、外についている殻が外れています。右下に向かって伸びているのが根、割れた種子から僅かに顔を覗かせているのが芽です。

この状態を確認してから、プラカップに植えました。

通常の種まきでは見られない、発根の様子が見られる事も、袋蒔きの醍醐味です。


そして、それから、20日強が経ちました。



ようやく、子葉が開きそうです。

とても成長が遅く、最初の1年は葉が数枚出るだけ、高さにして10cm〜15cmくらいにしかならなかった記憶があります。


もちろん、植物の種類にもよりますが、熱帯果樹のほとんどは発芽後の成長がゆっくりというイメージがあります。

温帯果樹は、冬が来るまでにある程度成長しておかないと、生き延びる事ができないので、発芽してから、割と勢い良く育ちます。

しかし、熱帯果樹は、冬がなく、あるのは雨季と乾季だけという地域に生息しているため、初期から一気に成長する必要がないためではないか?と考えました。


それでも、種子から最短1年程度で、果実を着けるパパイヤやパッションフルーツのような例もあるので、一概には言えませんが。


ちなみにミラクルフルーツは、発芽から開花、結実まで最短でも5年くらい、平均して10年くらい掛かるようです。

私が栽培している木もほとんどが10年以上掛かっています。


今年は、寒くなってきたので、ほぼ終わりですが、来年ミラクルフルーツを体験したい方はお声掛けください。商品ではないので、大量にはありませんが、可能な限りお渡しします。


そしてそして、昨日のワールドカップ日本-ドイツ戦もまさにミラクルな逆転勝ちでしたね!

あの前半から後半の展開は予想できませんでした。



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