ベビーキウイは、皮に毛がないので、皮ごと食べられる一口サイズのキウイです。
しかも大玉の一般的なキウイより甘いとか。

当園では、果肉が赤くなる物や紫になる物を含めて、数種類テスト栽培しています。


7/30にベビーキウイの仕立て直しをしました。栽培方法を間違えていたので、リセットして再出発です。
その時に不要な枝を切り、挿し木をしておきました。

切り口にカルスというかさぶたのような物が巻いてくるのですが、他の果樹では1か月近く掛かるのに、たったの11日でカルスが巻いた事には驚きました。


そして、挿し木をした日から1か月弱経ちました。

結構、茂りました。


挿した時は穂木1本につき、葉1枚だけを残していたので、違いは一目瞭然です。


根はこんな感じです。

絡まる前にポットに植えていきます。


他の果樹であれば、挿し木から鉢上げまで2か月くらいは掛かるはずなので、ベビーキウイも9月末くらいを想定していました。

ベビーキウイの生命力の強さには驚かされます。


さて、鉢上げ作業です。

根を痛めないように、取り出して、ポットに植えていきます。

健康な根がしっかり出ています。

理想を言えば、もう少し根がしっかり張ってから鉢上げしたいのですが、プラカップにぎゅうぎゅう詰めで挿し木をした事と、発根率がほぼ100%だった事で、根が絡み合う前にやむを得ず植え替えです。


1カップ分全て出したところです。程度の差はあれど、全ての穂木から根が出ています。


土をある程度入れたポットの上で、しっかりと根を広げて土をふんわりと被せます。


根は広げなくても、問題無く育ちますが、広げた方が根の張りがスムーズになると感じています。

忙しいと雑になりますが、できる限り丁寧にを心掛けたい作業です。


挿し木時の土を完全に落としてしまうと、培養土への馴染みが悪くなったり、最悪の場合根が痛んでしまうので、あまり良くは無いのですが、発根状態を観察したかったので、1つだけ根を洗いました。

早くも側根が生えています。

 

発根箇所のアップです。


ほんの15日前には、まだこんな感じでした。

たった15日の間に、傷口を完全に塞いで、根まで出す成長の早さは雑草並みです。


今回はこんな感じで、60株ほどのベビーキウイの幼苗ができました。

栽培方法を間違えていて、リセットしたからこそできた棚ぼた苗です。


今は小指の長さも無いほどのミニマムサイズです。


しかし、去年の今頃はこれくらいのサイズだったと思われる苗が今ではこんな事になっています。

横向きの支柱が約2mの高さにあるのに、それを遥かに超えていきました。

宜しければ、春先に栽培を始めた時の様子を見てみてください。あまりの変化に驚くはずです。


ベビーなのは果実だけで、木はキウイと変わらない樹勢なので、管理は大変ですが、数年後の収穫を楽しみに栽培していきたいと思います。


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