切り口にカルスというかさぶたのような物が巻いてくるのですが、他の果樹では1か月近く掛かるのに、たったの11日でカルスが巻いた事には驚きました。
そして、挿し木をした日から1か月弱経ちました。
結構、茂りました。
挿した時は穂木1本につき、葉1枚だけを残していたので、違いは一目瞭然です。
根はこんな感じです。
絡まる前にポットに植えていきます。
他の果樹であれば、挿し木から鉢上げまで2か月くらいは掛かるはずなので、ベビーキウイも9月末くらいを想定していました。
ベビーキウイの生命力の強さには驚かされます。
さて、鉢上げ作業です。
根を痛めないように、取り出して、ポットに植えていきます。
健康な根がしっかり出ています。
理想を言えば、もう少し根がしっかり張ってから鉢上げしたいのですが、プラカップにぎゅうぎゅう詰めで挿し木をした事と、発根率がほぼ100%だった事で、根が絡み合う前にやむを得ず植え替えです。
1カップ分全て出したところです。程度の差はあれど、全ての穂木から根が出ています。
土をある程度入れたポットの上で、しっかりと根を広げて土をふんわりと被せます。
根は広げなくても、問題無く育ちますが、広げた方が根の張りがスムーズになると感じています。
忙しいと雑になりますが、できる限り丁寧にを心掛けたい作業です。
挿し木時の土を完全に落としてしまうと、培養土への馴染みが悪くなったり、最悪の場合根が痛んでしまうので、あまり良くは無いのですが、発根状態を観察したかったので、1つだけ根を洗いました。
早くも側根が生えています。
発根箇所のアップです。
ほんの15日前には、まだこんな感じでした。
たった15日の間に、傷口を完全に塞いで、根まで出す成長の早さは雑草並みです。
今回はこんな感じで、60株ほどのベビーキウイの幼苗ができました。
栽培方法を間違えていて、リセットしたからこそできた棚ぼた苗です。
今は小指の長さも無いほどのミニマムサイズです。
横向きの支柱が約2mの高さにあるのに、それを遥かに超えていきました。
宜しければ、春先に栽培を始めた時の様子を見てみてください。あまりの変化に驚くはずです。
ベビーなのは果実だけで、木はキウイと変わらない樹勢なので、管理は大変ですが、数年後の収穫を楽しみに栽培していきたいと思います。
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