1月までに挿し木をしたイチジクについては、先日鉢上げをして屋外管理になりました。
午前中だけ日の当たる場所で管理をしているのですが、早速1部の個体で葉焼けをしてしまいました。
まだ1日中日の当たる場所へ移動するには、しばらく慣らしが必要なようです。
今日は、まだ鉢上げできていないイチジクの様子を載せていきます。
2,3月とタイトルに付けましたが、先月お伝えした、成長が遅れていたアーティノンについてです。
1月に挿し木をして、同時期に挿し木をした物のほとんどが発根確認できていた3月末の時点で、ようやく生存が確認できる見かけになりました。
そのアーティノンが1か月経過した今ではどうなったのでしょうか?
奇形葉にも見えるのですが、上の写真を撮影した3/22から約1か月でここまで成長しました。
同期苗は全て鉢上げしてしまいましたが、遅れてでもしっかりと成長してくれている事を嬉しく思います。
さて、ここからは2月に挿し木をした苗になります。
2月に挿し木をした苗たちは3/22の時点ではこのような状態でした。
1か月が経過し、どうなっているでしょう?
まずはメアリーレーンです。
1か月前には1,2cm程度の葉しか出ていなかったものが、ここまで大きくなりました。
新梢がしっかりと立ち上がり、木らしい見た目になってきました。
LSUパープルです。
屋外で管理している母樹でもそうですが、LSU系は動き出しが遅いです。
他の同期苗と比べて、展葉するタイミングは遅れましたが、ここまで順調に育ってくれています。
今は丸いスプーンのような葉です。大きくなるとミトンのような形状になります。
サルタンです。
どちらもサルタンですが、成長に差が出ています。
恐らくLEDの光の当たり具合の差です。
細い指のような葉の品種ですが、1番大きい株ではミトン状の葉が出ています。
ここからは3月に挿し木をした品種になります。
まずは斑入りイチジクのジョリータイガーです。
葉が出ても、1色にしか見えず、挿し木をしたら斑が消えてしまったか?と心配したのですが、葉が大きくなるにつれて微かに斑が分かるようになってきました。
歯を拡大すると、色の濃い部分と薄い部分がある事が分かります。
株が大きくなってくるとより白い斑が入った葉が出てくると思います。
ちなみに、斑入り種は、斑の部分に葉緑体が無いのでその分成長も遅くなります。
ブラックミッションです。
レディホワイトです。
全ての穂木が順調に育っています。
先端部を使うと成功率が低いと言われていますが、1月までに挿したものを含め、先端でも失敗は出ていないようです。
グリーングリークです。
結構珍しい品種です。
芽を1つだけにして挿したので、先端から1本の枝が強く伸びています。
最後にレディブラックです。
葉は開いてきていますが、これくらいだと発根し始めたかどうかは五分五分です。
先端を挿した方も芽は動き出しています。
2月挿しはGW頃、3月挿しは梅雨入り頃の鉢上げを予定しています。
前回の鉢上げでの反省を活かして、鉢上げ前に天気が崩れるタイミングを見計らって屋外に出し、環境に慣らしてから鉢上げを行いたいと思います。