Steve Jobsの自伝、"Steve Jobs - The Execlusive Biography"。


出版当日に入手して日本語版で読み始めましたが、仕事に追われて、途切れ途切れにしか読み進めず、漸く上巻まで。すなわち、Jobsが自ら創業メンバーでもあり自らが価値を提供してきた、自分の子どものような会社のアップルを追われ、(凡人から見れば)せっかく築いた巨財を投じ、紆余曲折を経てピクサーの上場に漕ぎ付けるところまできました。


対人的なものを除き、公私ともに自分やその周囲を見ているような部分が多くて、結構つらい自伝です。


取り敢えずここまでのところで一つだけ感想を述べるなら、「個人的にお金には興味がない(自分のやり遂げたい仕事をするためだけに必要)」「神は細部に宿る」という仕事に対するJobsの厳しい姿勢、それこそが魂に響く、そして、より良い仕事を完成させるための鍵だと私も思います。また、そういう人物は、「そういう人物以上の人物」にしか正しく評価されないということもまた、世の中の真実のように思います。