こんにちは。

今日は30℃越えの予報。

出勤時から暑いなぁ~と思いましたが、真夏と違いどこか気持ちの良い感じがありますね。

 

今週もまた3連休。

何だか3連休ばかりのような気もしますが、NGWは今日も通常営業中です♪

 

さて、前回のStrandbergの記事(一部再編集をしました!※写真を増やしました)が意外と反応が大きかったことに驚きました。

タダの文章能力の低さが毎度浮き彫りになるのですが・・・。

少しでもわかりやすいように書けたらいいなと思っております。

自分の経験、実際に触ってみて感じたこと、お客様の声などを参考にブログを書いておりますので、その中のひとかけらでも参考になれば幸いです。

 

さて、今回はナット部分から見ていきましょう。

ロックナットは各弦独立になっています。

弦をロックナット部の穴に通して、六角のネジを締めて上から弦を挟んでロックします。

原理的には、通常のロックナットと一緒です。

このロックナットの問題点?オーナーさんの声は、ロックナット部のぐらつき。

六角のネジを外すと奥に〇の金属のプレートがあり、そのプレートを外すと奥にプラスネジがあります。

このネジがロックナットを固定しているのですが、しっかり締めてもどうしても緩んできてしまいます。

※ご自身で修理や改造などをする場合は、自己責任でお願い致します。

※個人での修理改造での故障や破損などの場合、メーカー保証の修理ができなくなります。

 

逆にプラスネジ山と合わないドライバーで締めるとネジ山が潰れてしまいます。純正のネジはネジ山も潰れやすいので、無理に締め込み過ぎたりしない方が無難です。

ネジ山が潰れてロックナットが取れなくなる方が問題です・・・。

 

もうひとつはこちらです。

先程も書きましたが、弦を上から押さえつける六角ネジとロックナットを固定するビスとの間にある丸い金属プレート。

このプレートは、オーナー様から聞いた話ですが、初期のものにはなかったパーツみたいです。

何故このパーツがあるのかは、以前のものだと弦が切れやすいのが問題だったとのこと。

※六角のネジを締めて弦を固定する際に、ロックナットを固定するビスに食い込んで弦が切れやすくなったと思われます。

 

↑の写真を見て頂くと、割れてしまっているのがわかると思います。プレートに線状にある傷は弦が食い込んでついた傷です。

2枚目の写真の右側のプレートにうっすらプラスの跡があるのがわかるでしょうか?

この跡があるというのは・・・

 

①上から弦を締めていくと弦がプレートに食い込む

②プレートが上から押され、プレートの下にいるロックナットを固定するプラスネジの溝にプレートが食い込んでいく

③上からかかる負荷に耐え切れずにプレートが割れる

 

この流れから、このプレートはどうしても割れてしまう構造だと思います。

弦を固定する時も必要以上に締めすぎないのももちろん大事ですが、将来的には割れてしまうパーツなので、消耗パーツとして持っていてもありかもしれません。

この時は、鉄板から切り出して加工したもので代用しましたが、その2カ月後くらいにお預かりした際確認した所、同じように食い込んだ跡が残っていました。

 

続いてはブリッジです。

ヘッドレスなので、通常のペグにあたるパーツはブリッジの一番後ろのツマミ部分になります。

このツマミを回してチューニングを合わせていくわけですが、ノーマルのままではどうしても回しずらい・・・。

というより、太い弦になればなる程力が必要です・・・。

ツマミの底部分の六角穴にレンチを挿して回す事も可能ですが、ライブやリハーサルの時にいちいちできませんよね。

そこで、Strandbergのユーザーさんの中ではテフロンワッシャーを入れるのがスタンダードになってきてるみたいです。

標準装備でもいいとは思うのですが、今後の仕様変更などで変わってくるかもしれませんね。

テフロンワッシャーを入れると入れないでは、回し心地がかなり改善されるので試す価値はありだと思います。

 

ブリッジサドル部分の写真を撮り忘れてしまったので、サドル部分はまた機会があればご紹介しますね。

 

 

Strandbergのギターを実際に触ってみて、デザインや機能性など細かく設計されているのがよくわかりました。

新しい構造や機能のものって、実は認知されるまでなかなか難しいんです。

楽器業界の場合もそうではないかな~と思っています。

 

楽器の場合、伝統も大事にされ今も当時のものが愛されている。これってとても素敵な事ですよね。

今でもストラトキャスターやテレキャスター、レスポール、プレシジョンベース、ジャズベースなどのギター・ベースがスタンダードなのも、愛されているのもそうですし、憧れのものでもあるからだと思います。

 

只、スタンダードのものだけが売られているだけではありません。

様々なメーカーさんが、独自の考えで設計し、世の中に送り出しています。

今回のStrandbergのようなファンドフレットギターやベースも、最近目にする機会が多くなってきてると思います。

IbanezやDingwallなども人気がありますし、今の時代だからこそ支持されるものもあるのではないかなと個人的には考えています。

 

今月は楽器フェアも開催されますので、是非足を運んで実際に手に触ってみてはいかがでしょうか?

もしかしたら、新たな出会いがあるかも?!です。

 

 

次回はStrandbergのピックアップ交換の事をご紹介しますね!!