こんにちは、マルチメディアディレクターの紀野です。
質問です。
「あの~、あなたはその写真、なんのために撮るんですか?」
ちゃんとした写真が撮りたい!と思った時、
大抵の人は、プロのカメラマンに撮ってもらおう!と考えます。
しかし、
本当にカメラマンに頼むのが得策ですか?
実は、意外に知られていないみたいなのですが・・。
我々、デザイナーやライターも写真を撮る機会は多いんです。
特に、
予算の限られた仕事だったりすると、自分で撮ってしまいます。
(カメラマンを入れるだけの予算がない場合ってあるんですよね・・)
そんな時、私たちデザイナーは、
制作物を中心にして写真の内容を考えます。
というより、
写真も全体の企画とその流れを考えて撮ります。
ところが、
時々あるのですが・・、
「プロに撮ってもらった写真だからこれを使って欲しい!」
というオーダーです。
(もちろん、プロが撮った写真は素晴らしい出来ですし、否定はしませんが・・)
しかし、
本来その写真は、その制作物用に撮ったものではないので、
下手をすると浮いてしまいます。
(これありがちなんですよね)
制作するものの目的によって、伝えたい意図もシチュエーションも変わります。
ですので、その中に使う写真も本来、その制作物の一部なのです。
だから、その都度、全体を考えて写真も撮るというのが自然です。
そのありがちは
「プロに撮ってもらった写真」
というのは、
大抵、ポートレート写真がほとんどです。
ポートレート写真は、
「その写真だけで完結した写真です。」
つまり、
パンフレット用でも会社案内用でもホームページ用でもありません。
もう一度言います。
ポートレート写真は、
パンフレットのためや会社案内のためやホームページのために
撮られた写真ではありません。
その制作物で伝えたいことは
その制作物単位で撮らなければ
伝わるものも伝わらないということなのです。
ところで、
あなたはその写真を
「何」に使おうと思って撮りますか?
お洋服にTPOがあるように〝
いつでもどこでも使える写真はない!
ということを、
知ってもらえたら嬉しいです。。。