2月も中半を過ぎようとするのに、公園の一角に白やピンクの花が咲き、
ほのかに甘い香りを漂わせる「梅の花」、梅は早いもので、毎年1月中旬頃からチラホラ咲き始め、
桜の花が咲く3月下旬頃まで花を咲かせてくれる。今年は特に日本列島が強い寒気にみまわれた精で花期も長い、
梅は、昔から縁起の良い食べ物として親しまれてきた。特に「申年(さるとし)の梅は良い」とされ、
平安時代の申年に大流行した疫病で病を患い、そのときに梅干入りのお茶を呑んだところ、病が治ったことから
「申年の梅は病気が去る」などと言われていた。当時は梅は厄除けになるなどと言われ、病気が去るとして縁起を担いだ食べ物でもあった。
ちょうさんの「''なるほどね''」知って得する豆知識
(Trivia to know and gain)
「塩梅(あんばい)」とは、「料理の味加減や物事の具合、健康状態など、程よく物事を処理する」ことの例えで、
ちなみに、昔の調味料には、お塩とお酢を使うのが一般的で、まだお酢が普及する前は「梅」の塩漬けでできる梅酢が使われていた。
各家庭の味加減は塩を加えるか、梅酢を加えることによって味が変わることから「塩梅」の言葉が生まれた。