最近またK事務所に新人がやってきた。彼の名はスキャバーズ。ロンの飼ってたネズミだ。もう少し付け加えるとそのネズミに変化していた、ピーター・ペティグリュー(学生時代のあだ名はワームテール)の生まれ変わりである。まぁ私のハリポタ知識はどうでもよい。話を戻すと、そのなんともスキャバーズ面の彼は映画でのキャラそのままに、ごますりおねだりキャラを確立している新人。

彼は人の手がとても好きだ。一度つかんだらまぁ離さない。しかし、彼はただただ温もりが欲しいだけだ。言わばサウザー要素が人より少し強いのだ。もちろん、やめてと言われるとしっかりやめる。そこが彼の大人な所である。強引にリードしながらも相手の気持ちも考えることができる。まさにおねだり上手。



昨日、少し時間があったので、私はスキャバーズに身をゆだねてみた。彼が手をつかんだ後どうするのか。きっと悪い男に惹かれる女はこんな感じなんだろうと思いながらゆっくりと彼の手をつかんだ。


すると彼はニコッと微笑み、私の落ち込んだ気持ちを察したかのように「そうかそうか…」と言いながらゆっくりと自分の口元に私の手を持っていき、軽くキッス…、そして私の手に頬ずりを始めた。




彼の無精ひげの生えたほっぺはなぜかやわらかかった…。




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昔、とある村に剛平という老人がいた。

妻に先立たれ、子供もいない彼は、山奥のちいさな家で1人寂しく暮らしていた。

冬の寒い日、剛平の畑に弱った子鹿が横たわっていた。
親とはぐれて、必死に餌を探してここまで来てしまったんだろう。


彼はその鹿を抱きかかえ、家につれて帰り温めた。しばらくすると子鹿は元気を取り戻し、嬉しそうに飛び跳ね、山へと帰って行った…



心優しい剛平はまた腹を空かして倒れては大変だと畑に鹿が食べそうなものを置いておくことにした。

次の日、畑に行くとエサがなくなっている。剛平は子鹿が食べに来たのだろうと思い、また同じようにエサをまいた。

次の日も餌はなくなっている。本当にあの子鹿なのか確かめたくなり、剛平は餌と一緒に鈴を置いた。

「チリンッ…」

鈴がなった。外を見ると間違いない。あの子鹿だ。

次の日も、またその次の日もエサと鈴を置いた。鈴が鳴る度に剛平は外を見て子鹿を眺めていた。

剛平はそれが生きがいになった。
子鹿も鈴を鳴らすと命の恩人である剛平の顔が見れて幸せだったに違いない。



しかし、そんな幸せな日は長くは続かなかった…



剛平が病に倒れた。

年のせいもあり、山奥で一人で暮らしていた剛平にはこのまま死を待つしかないことはわかっていた。



どのくらい寝ていたかわからない。




「チリンッ…」



聞き覚えのある音。



剛平が目を開くと目の前に畑にあるはずの鈴がある。鈴の周りには木の実が落ちている…


あの子鹿だ。


剛平にはすぐにわかった。今度は子鹿が助けようとしてくれていると。

子鹿にとって剛平は命を救ってくれた神のような存在であったにちがいない。


「今までありがとう。もう自分で餌も探せるから安心して。」

子鹿の声が聞こえる。




剛平は最後の力を振り絞り子鹿に聞こえるように鈴をならした。

「チリンッ…」



神が鳴らしたとてもきれいな鈴の音が冷たい夜空に響いた。







神 剛平♪
ジン ゴーべー♪
鈴が~鳴る~♪





メリークリスマス音符