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国際協力・NGO情報ブログ:別館

国際協力やNGOについて興味のある分野の情報をまとめています。

今日の閣議で政府はスーダンのダルフール地方からチャドに逃れてきた難民に対して、1億円相当の700張りのテントを無償供与することを決定しました。国連平和維持活動(PKO)協力法に基づくもの。民間チャーター機で即日チャドに向けて輸送されたこの援助は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の要請に応えたもので、UNHCRが管理・運用するということです。ちなみに700張り約7000人分ということです。(詳細は以下のHPで。朝日新聞HP読売新聞HP、また時事通信(Yahoo!ニュース)HP</>など)
2001年にブラジルのポルトアレグレで第1回目が開催された「世界社会フォーラム」。来年2005年も1月末にポルトアレグレで開催されます。「もう一つの世界は可能だ(Another world is possible)」を合い言葉に開催されること会議は、同じ頃、スイスのダボスで開催される「世界経済フォーラム」に対抗するものとしてスタートしました。

現在もその立ち位置はもちろんあると思いますが、それ以上に、世界中の市民やNGOが問題を共有し、新しい世界を作るためにどのようなことができるのか?ということを前向きに考える場所にもなっていっています。また世界社会フォーラムにさきがけて、世界各地では地域別の社会フォーラム(例えば欧州社会フォーラムやアジア社会フォーラムなど)が開催されています。

今回の「世界社会フォーラム2005」は、11のテーマ領域と3の横断軸を元に開催されます(これらのテーマに関しても1800の団体が参加して決められたそうです)。今、世界で何が問題になっていて、どのように向き合い、またどのように解決し、どのような世界を目指しているか?ということを知りたいあなた、是非子の動きに関わってみては?

詳しくは、こちらのサイトに詳しくありますのでご覧下さい。
朝日新聞では2日続けてスーダン、ダルフール紛争の情報をウェブに掲載している(たぶん新聞にも掲載されているんだと思います)。
「スーダンの難民165万人 アラブ系民兵の住民襲撃続く」(10月2日記事
「国内避難民の援助に遅れ スーダン・西ダルフール州」(10月3日記事

2日の記事にある通り、ようやく朝日新聞(系)の記者が現地に入った模様で、3日にはルポ形式でダルフールの現状を伝えています。国内避難民の数がこの2つの記事の間で異なるのは不思議なところですが、おそらく日本の大手3社の新聞社がこれで現地に入ったことになるのでしょう。ある程度の情報は、少しは報じられることになるでしょう。

ただ、前のブログにも書いた通り、この朝日新聞の記事に見受けられるのは、単純な「アラブ系住民と黒人系住民の間の対立」と言うところにこの紛争を集約してしまっているところは、やはり頂けないという気がします。

ルポにある通り、事実としてアラブ系民兵ジャンジャウィードによる避難民・難民キャンプへの襲撃ということがあるでしょう。しかし、それが起こっている背景(政府によるスーダン西部への関心の薄さなど)への歴史的な配慮が足りないような気がします。ただ紛争のみを見てしまって解決を模索するのは、アフガニスタンやイラクでの戦争でも起こった同じ悲劇を生み出すのではないかな、と思います。

一方。3日の記事で触れられていましたが、避難民・難民キャンプ周辺で起こっている「環境破壊」も深刻です。よく戦争や紛争の爆撃など攻撃によって引き起こされる環境破壊については、触れられますが、ここで書かれているように、多数の避難民・難民の人々が生活のために周囲の木々を切り、燃料として使うために、ただでさえ肥沃ではない土地が荒らされていきます。

もちろん、これは彼らが悪いわけではなく、そうしたことが起こることが必然だということですね。先日記事にも書かれているNGO「緑のサヘル」の高橋さんのお話を聞いたときに、彼が視察時に食糧を配っている世界食糧計画(WFP)など国際機関に、食糧と共に燃料も配っては?という提案をされたと聞きましたが、彼らはただ小麦など食糧を配給されても、それを食べるためにはいろいろと道具がひつようだという事実を忘れがちだと思います。

「緑のサヘル」は、そのために環境復旧事業という形で、国際機関と協力してチャドでの活動を行っているわけですが、そうしたところへの人々の目を向けさせることも非常に大事だと思います。

NGOが関わる活動は様々あります。紛争・戦争が始まったとき、そのことそのものに加えて、それによって引き起こされる様々な社会的問題、人権侵害や環境破壊などにも同じように関心を持ってもらい、またいろんな人たちに関わってもらえるような方法を提示することが大事なのだと思います。
以前のブログで(こちらで、アフリカ連合(AU)がスーダン、ダルフール紛争地域への監視団の派遣を決定したという記事をご紹介しましたが、1日に政府がこれを受け入れることに同意したことが明らかになったと伝えられています。(日経新聞ウェブ内記事を参照してください。)

先日2日夜のNHK教育のETV特集で『アフリカの現在』という番組が放送されていたのをご覧になられた方いますか?たまたまテレビをつけたらやっていて、僕も(東京で)見ていたんですが、すこしだけダルフール紛争についても触れられていましたね。

コメンテーターとして出演されていた、明治学院大学国際平和研究所の勝俣誠所長が、「ダルフール紛争は単にアラブ系住民と黒人系住民の争いとだけ見るのは問題だ。これまでの政府と南部との内戦の中で見いだせるものと同じ図式もまたスーダン西部のダルフールで見られることに留意することが大事」として、「アフリカの内戦をただ地域レベルでのみの紛争解決方法に委ねるのは、国際社会の無責任だ」と言うことを言われていましたがまさにそうだと思います。アメリカを始め、国際社会、また地球市民がどのように向き合うか?ということを考える必要があるのでしょう。

ちなみに、これビデオとるのを忘れてしまったんですよね~。勝俣さんの発言といい、すごく良くできた番組だと思います。再放送されないかなぁ~。誰か録画してないかなぁ~。
↓下のブログで書いた「国際協力フェスティバル」に行ってきました!土曜日の朝出て日曜日の夜に帰ってくる強行軍で2日間参加してきました。

生憎、今日は雨にたたられてしまって(ずっとこれまでもイベントに参加し続けてきた人に言わせると「ほんと雨降らないイベントだったんだけどねぇ~」って言ってましたけど)、ほんと1日中、イヤってくらい降っていて、一部分では床上浸水の状態になっていたらしい。かわいそうに…。

いっぱいいろんなヒントをもらってきました。またここにも紹介しますね。
とりいそぎご報告まで。