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数機の敵機が追い掛けて来た。
「きゃあッ!」
 瑞鶴は悲鳴を上げる。刹那、後方機銃が唸りを上げて弾幕を張り、敵機を撃ち落した。
「あ、あうあう???」
 へなへなと崩れる。
「あ、危なかった???」
 瑞鶴は泣き目になる。
「敵機急降下!」
 グオオオオオォォォォォンッ! という急降下音が響き、上空を見上げると、数機の敵機が急降下して来た。
「もう嫌あああああぁぁぁぁぁッ!」
 瑞鶴は泣きながら悲鳴を上げた。

 一方『翔鶴』は先に敵機に遭遇したので集中攻撃を受けていた。
「取舵いっぱぁぁぁいッ!」
 『翔鶴』艦長|城島(じょうしま)高次(たかつぐ)大佐は叫びを上げる。
 『翔鶴』は白波を立てながら艦を右に傾けながら急速に左に回頭する。そんな『翔鶴』に敵機は急降下して襲い掛かる。
 敵機一部隊が『瑞鶴』に向かって行こうとするが、それはすぐさま機銃が敵機を襲う。
「ここは一歩も通さんぞッ!」
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 翔鶴は仁王立ちする。その手には磨き上げられた軍刀がキラキラと輝いていた。
 鋭い眼光で敵機を睨む。
 直後、『翔鶴』が『瑞鶴』を守る盾のようにその巨大な艦体で針路を塞ぐ。それはまるで優しき姉の妹を想う健気な姿でもあった。
 敵機は針路を塞いだ『翔鶴』に攻撃を加えた。
 防空指揮所にいる翔鶴が敵機を睨み付ける。
「瑞鶴には指一本触れさせんッ!」
 翔鶴の咆哮が轟いた。
 迫る敵機にすさまじい対空砲火を浴びせる。その無数の弾丸の前では敵機など鎧袖一触。次々に鉄の弾丸がその青い機体を撃ち抜き、火と黒煙を噴いて海に落ちていく。その時、
「敵機直上ッ! 急降下ッ!」
 その声に顔を上げた刹那、翔鶴はまばゆい光に包まれた。

 ドカアアアアアァァァァァンッ!
 突如響いた大爆音に瑞鶴はビクリと震える。
「な、何?」
「『翔鶴』被弾ッ!」
 見張り兵の絶叫に、瑞鶴は顔を真っ青にして振り返る。
「ね、姉さんッ!」
 黒煙を上げる『翔鶴』を見て、瑞鶴は悲鳴を上げる。
「姉さん! 姉さんッ!」
 必死に叫ぶが、聞こえてくるのは爆音だけだった。その間にも『翔鶴』の甲板からは黒煙が上がっていく。
「敵機直上ッ!」
 見張り兵が叫び、瑞鶴は悲鳴を上げる。
「取舵いっぱぁぁぁいッ!」
 爆弾を避け、巨大な水柱が上がる。
「艦長ッ! このままでは???ッ!」
 参謀が絶望的な表情で横川を見る。
 『瑞鶴』はまだ被弾していないが、この猛烈な敵機の空襲の前ではいずれ命中弾が出てしまう。それは時間の問題だった。
「わかっている!」
 横川は唇を噛んだ。彼だってこのままではまずいとわかっているのだ。その時、
「十時の方向にスコール発見!」
 見張り兵の叫びに、横川は左舷を見る。そこには青空の中、その方向だけ濃い雲があり、その下では雨が降っていた。
「スコール???」
 横川はしばしスコールを見詰め、そして決断、命令した。
「取舵三〇度! スコールに向かえッ!」
「艦長、何を?」
「スコールの中に入って敵機をやり過ごす!」
「りょ、了解っ! 取舵三〇度!」
 『瑞鶴』はスコールに向かって全速で向かう。その行動に瑞鶴は顔を真っ青にする。
 今ここで『瑞鶴』が離れれば、敵機の攻撃は必ず『翔鶴』に集中する。手負いの姉にそんな見殺しのようなことなんて瑞鶴にはできなかった。
「ちょ、ちょっと待ってっ! 姉さんが、姉さんがあああぁぁぁッ!」
 泣きながら悲鳴を上げる瑞鶴を無視して、『瑞鶴』はスコールに向かった。

 『瑞鶴』がスコールに入った頃、集中攻撃を受けている『翔鶴』も敵機の数が徐々に減っていた。
「ぐう???ッ」
 先程被弾した爆弾で『翔鶴』の甲板は吹き飛んでいた。同時に翔鶴の背中も砕け