SSN(Social Security Number)について
今日はアメリカのSSNについて書いてみたいと思います。
私は昨年まで米国内のロースクールに通っていたので、SSNの取得資格がありませんでしたが、今年から仕事をすることになりましたので、SSNの取得申請をしてみようと思い、ちょっとSSNについて調べてみました。
SSNとは社会保障番号と訳されますが、Social Security Actという法律に基づき、Social Security Administrationという連邦政府機関が個人(US Citizen及びUSで働く資格のあるNon-Citizenのみ)に対して発行する番号です。もともとの目的は連邦政府が連邦税を課す際に個人をトラッキングできるようにするために作られた制度で、それが免許証の発行やその他個人のIDの証明としての機能も併せ持つようになったということのようです。
私のようなnon-citizenが申請する場合の必要書類は、Application Formに加え、
・Immigration Status;
・Work Eligibility;
・Age;
・Identity.
の4点です。要はパスポートとI-20(OPTの証明)、I-94、雇用先からのOffer Letterがあればいけそうです。
SSNがあると、免許の取得に限らず、公共サービスの申込みや銀行の口座開設等の各種手続きが非常にスムーズに進むようです。昨年はそれがないばかりに、公共サービスの支払いが自動引き落としにできなかったり色々と面倒なことがありました。
SSNをIDの1つとして使用しているのは、アメリカには日本の戸籍制度に類似するシステムが存在しないことがその理由の1つだと思われます。個人を特定するための統一的な仕組みがないため、税金の徴収目的で個人に割り振った番号を流用しているということです。したがって、無収入のNon-citizenにはSSNを割り当てても意味がない(税金を徴収できない)からSSNの取得資格を認めないということなのでしょう。かくして、学生ビザで来ているような外国人はSSNが取得できず、不便な思いをすることになります。州によってはSSNがないとDriver's Licenseの取得を認めないというところもあるようで、ここまでくると若干法制度の不備を感じるところです。
戸籍制度というのは東アジアにしかない制度のようで、世界的には一般的な制度ではないようですね。連邦政府としては、連邦税の徴収という観点から国民の存在を把握していればそれでOKというのは、アメリカらしい小さな政府というポリシーを感じます。この国では何かサービスを受けたければ自分からアクションを起こさなければダメなんでしょうね。黙っていても行政から色んな恩恵が受けられる日本とは違う感じがします。
今日はこの辺で。