とりあえず風呂に入らせて、ホットミルクを飲ませた。
風呂から出たばかりのチャフンの髪からは異常量の水滴がぼたぼたと垂れていた。
「ちょ、チャフン髪拭いたのかよww」
「拭きましたよ」
「拭いててなんでそんな水垂れてんのおかしいでしょ」
まだ寒さで手が悴んでるのか…
仕方なくチャフンの肩から掛かっていたタオルを取って、髪を拭いてやる。
チャフンは驚いてうつむき、丸まった。
さっきほどではないけど、まだ若干震えてる。
だいぶ長いこと店の前にいたんだな…
なんか捨て犬拾った気分…w
_____全然怖くなんかないじゃん
「……ありがとう」
チャフンは俯いたままぎこちなく言った。
俺は髪を拭きながら返す。
「いや全然大丈夫だけど…帰るとこないなら最初から連絡してくれればよかったのに」
「…はい」
「それにしても追い出されたって…同棲かー!彼女に追い出されるなんて何やらかしたんだよ笑」
チャフンは俯いたままだった。
「てかさ、もうちょっと、なんていうか、仲良くしようよ」
「……?」
「せっかくうちのバイト来たんだし、なんか趣味も合うっぽいし…なんかさ、なんかもっとこう…、本音とかもっと言い合うみたいな…」
「スンヒョプさんって、ロマンチストっすね」
「否定はできないけど……(←)、ほらその敬語とか、もうそういうのいいから、他のみんなみたいにヒョプ呼びでいいし!」
すると、俯くチャフンの肩が一瞬だけ縦に揺れた。
笑った…………?
チャフンの顔を覗き込もうと近付くと、チャフンは顔を上げた。
「………俺が本音なんて言ったら、ヒョプさん毎日タジタジだと思うけど」
チャフンは悪戯げに俺を見上げて言った。
片方だけ上がった口角が、笑っているのにブラックな印象を与えた。
こいつ…………
「チャフンやっぱ怖いな」
「なんで」
「いろんな意味で」