No Flying??? -12ページ目

No Flying???

N.Flyingの妄想やら萌えポイント語りやら。






「え、ちょ、ヒョプどしたの」



「お前っ……本当に行くとこあんのか?」



走って乱れた呼吸を抑える。




フンは決まり悪そうに目をそらした。



普段怒らない俺なのに、なぜかイライラしてくる。


「お前って嘘つきだよな」



嫌味っぽい俺の言い方が珍しいのか驚いた顔で俺を見る。



「……なんで何も言わずに消えようとすんだよ?」


するとフンはふてくされた顔をする。



「行く当てあるとか嘘つくし何も言わず消えようとするしお前最低だな、不満とかなんか思うことあるなら言えよ」


早口で責め立てる。



止まらない。



イライラする




なんで俺怒ってんだろ






「……ヒョプに…不満があったわけじゃない」


小さく口を開き始めたフン。まだうつむいてる。



「じゃあ何なんだよ」


食い気味に問い詰めた。



「………俺が…なんていうか、その、しんどくて」



「なんで」


「……居心地いいんだよ、あの家、つかヒョプの存在が。だからずっといたくなる」


「じゃあいろよずっと」




まるで口説いてるような自分の物言いに少し戸惑ったし、


フンも驚いた顔をしてたけど


もう今はそんなのどうでもよかった。



本心だった。




「…ヒョプはそう言うけどでも時間が経つたび離れるのがしんどく……」



「じゃ離れなきゃいーんじゃねえの?」



「……ヒョプ今自分が何言ってるか分かってる?」



「……多分。、?」



「ほんとかな」



ヒョプはうつむいた顔を少し上げて、俺の目を覗き込むように見た。





いつもの鋭い眼光が、少し和らいで見える。



いつもと違った見え方してる。





「なんだよ見るなよ」



「いや本当に自分の言ってること理解してるのかなーと思って」



「お前いつも俺を馬鹿にしてるよね」


「……少し。」


「肯定かよ笑」





いつものやり取りも



今は少し、気恥ずかしい








自然と、フンの髪に手が向かう。




頭を撫でると、フンは少し驚いてから、うつむいた。



それから照れくさそうに、鼻をすすった。







一気に、何かで一杯に満たされる。





さっきまで押し寄せてた怒りと、不安はもうなくて



少し戸惑いもあるけど、安堵と優しみも込み上げるよ






「………帰ろう」



フンの腕を掴んでもと来た道を戻る。



無言で抵抗しないフン。







これからもよろしくな