自律神経が整う 時間コントロール術 小林弘幸 | N field golf(エヌ フィールド ゴルフ)ブログ

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自律神経が整う

時間コントロール術

著者 小林弘幸

発行所 株式会社小学館

2016年4月26日初版第1刷発行

 

 

猪名川町立図書館でお借りして、

 

ざっと読ませて頂きました。

 

 

 

 そうしたトラブルが起きたときに実践してほしいのが、

私が留学中にイギリスの医師たちから教わったカルテの書き方

「セブンラインズ」です。

このカルテでは、

1人の患者さんに対して7つの重要事項を箇条書きにし、

そこに番号を振っていきます。

患者さんにとってのトラブルを記録しておくもので、

仕事のトラブルにも十分応用が効くのです。

 私も病院に行きはじめて早々に、

「君もやってみろ、必ず短く7行にまとめるようにするんだ」

と教えられました。やってみると、これが難しいのです。

なぜなら7つに整理するには、

その患者さんの病状を的確につかんでいなければならないからです。

しかし、慣れてくるとポイントが見えてくるようになったほか、

非常に合理的な書き方であることを実感できるようになりました。

7つという項目は診断にちょうどいい数で、すべて書き出すと、

その患者さんの全体状況が把握できます。

それに短く7つにまとめる際に、

自然に患者さんの病状の核心部分をつかむ習慣ができてくるからです。

 つまり全体も見えるし、核心の部分も見えてくる

医師は「木を見て森を見ず」といった病気だけを見て、

患者さんの生活にまで心配りができないようではダメですし、

逆に「森を見て、木を見ず」といった

日々の生活を優先するがあまり病気の対処を疎かにするのもいけません。

「木(病状、部分)」「森(生活、全体)」両方が見えていないといけない

医師の善し悪しは、

この両方がクリアに見えているか否かで決まっているといって過言ではありません。

この「セブンラインズ」を教えてもらった私は、以後も実践しているのはもちろん、

さらにその範囲を広げて現在に至っています。そのひとつが不測の事態への対処です。

 

 

 人間は言葉で物事を考えるので、
言葉で書き出して、問題を行き着くまで考えてしまうと、
気持ちを切り替えることができます
これを言葉にせず曖昧模糊とした不安な状態にしておくと、
どんどん負のスパイラルに入っていくのです。
そして言葉にすることで、気がつかなかった問題点や解決策が見えてくるもの。
頭ではわかっていたけれど、といったミスも防ぐことができるのです。
時間的な余裕も生まれてくるでしょう。
 もし現場に急行しなければいけないときでも、一度頭作りをしておくと、
行動しながら整理して考えられるようになります。
取引先など相手がいる場合は、こちらに非がないときでも
「何か他にできることはありませんか」
「何か準備しておけることはありますか」などで最後を締めること。
「何かあったらご連絡ください」といった相手任せの対応は禁物です。
 そして話をするときには呼吸を深くして「ゆっくり」と話すこと。
矢継ぎ早に話をしていくと、ただでさえ興奮している相手の交感神経を
さらに上げることになり、冷静な判断をしてもらいにくくなります。
できれば水を飲んでもらったり、何か甘いものを食べてもらうなど、
相手の副交感神経が上がるような対策をするのも良策です。
 こうして一通りのことをしたら、どんと来いと構えます。
朝の時点で最悪の結果も考えているので、
実際にその状況が起こっても不意なことではなく「想定内」。
厳しい対応を迫られるとしても、
不意に来られるよりは心構えがまったく変わります。
もし、それよりも軽度な結果であれば、相応の対応ができるでしょう。
落ち着いて対応したことで、
かえって相手から信頼されたということになるかもしれません。
 「セブンラインズ」のポイントは、これも「ゆっくり、ていねい」に書くこと
達筆である必要はありませんが、「ゆっくり、ていねい」に書くことが呼吸を深くして、
自律神経のバランスを整えてくれるのです。この時、書くのに最適なのが手帳です。
後で詳しく述べますが、
時間コントロール術を成功させる秘訣は、手書きする手帳をうまく使いこなすことです。
私の手帳術は、イギリスで身につけた「セブンラインズ」が考え方の基本になっているのです。
 
 
  1日の終わりに3行日記
 
私は若いころから日記をつける習慣がありました。そして英国の次に留学した
アイルランドの医師から3行日記をすすめられてから、それを実践しています。
日記は生涯にわたって健やかに、そして豊かに暮らしていくための究極の健康法と思っています。
「3行日記」は「セブンラインズ」の応用です。
1日の出来事を3つのポイントに絞って要点のみを書くのです。
①今日、失敗したこと
②今日、いちばん感動したこと
③明日の目標

この3行で構いません。寝る前の落ち着いた時間に、手書きで記すのです。

これならば日記帳を用意しなくても、スケジュール帳の空きスペースに書いておくことができます。

手帳は日常的なことが書いてあるため、日記とは分けたほうがよいのですが、
本格的に続くようになってから別々にしたほうがムダが省けます。
 「3行日記」を前述の順番で書くのは理由があります。
なぜ最初に失敗したことなのか。その理由は、失敗はうやむやにしたり、
他人に転嫁したりせずに、真正面から受け止める必要があるからです。
そして、その失敗を言葉にして書き記すことで、自分の誤りを認めることができます。
さらに、なぜ失敗したか、失敗の原因を考えるでしょうし、
繰り返さないようにする意識が働くはずです。
こうして考えたり、書いたりするうちに、
ネガティブなものが文字どおりに体の外に吐き出され、すっきりすることができます。
 次にいちばん感動したことを書きます。
もし見つからないときには嬉しかったことでもよいでしょう。
どうしても見つからなければ、
1日の終わりに無事に日記が書けることが素晴らしいことではないでしょうか。
仕事に追われて帰ったらベッドに直行の生活では日記を書く余裕もないわけですし、
体調が悪くて日記が書けない状態が起こることは不思議ではありません。
このように前向きな気持ちになり、それを書き表す。
これを書こうかな、あれを書こうかなと思っているうちに、
いろいろと感動したことが頭に浮かんできて、あなたの気持ちは安らいできます。
こうした気持ちの変化が生まれるのです。
 最後は、明日の目標です。この3行日記の原案は、
私がアイルランドに留学していたときの医師からすすめられたものです。
そして明日の目標を加えるようにしたのは自律神経の研究を始めてからです。
これを書くことにより、目標つまりゴールが明確になるので、
すべきことを意識しやすくなります。
やるべきことが明確になると、不安が消え、心に余裕が生まれるのです。
そしてベッドやふとんに入ってからも、余計なことを考えずに、
「明日は〇〇をがんばろう」と気持ちを切り替えて眠りにつくことができるのです。
 では、なぜ失敗したこと、感動したことを書くのでしょうか。
アイルランドの医師は、次のように話をしてくれました。
「失敗を書くのは、医師として謙虚さを忘れないため。
よいことを書くのは、どんな失敗をしたとしても、
明日からがんばるぞ、という気持ちを失わないためなんだ」
 
 
 自律神経のバランスを整えるためには、自分を振り返る「余裕」を持つことなのです。
慌ただしくバタバタした生活を繰り返していては、
自分を振り返る機会もなく、他人に指摘されてはじめて気がつく、
時には指摘されて腹を立てるなんてことがあるかもしれません。
けれど自分から振り返る機会を作っておくと、
「やはり自分だけでなく、他人にもそう映るのか」など冷静に捉え、
ならばこうしようと解決策も浮かんでくるものです。
 ただ、翌日の目標は達成しやすい簡単なものから始めてください。
例えば「明日の朝は少し早く起きてきちんと歯を磨く」
「昼食は腹八分目にして、よく噛むようにする」など、
必ずできそうなことです。私も短気な性格を直したいと思い、
「怒らないようにする」という大きな目標を脇に置き、
目の前の簡単な目標を達成するように切り替えてから安心感が生まれました。
その安心感が次の安心感を生み、だんだんと心に余裕が持てるようになり、
怒りやすい性格が直ってきたのです。
 
 
 
 書くという行為がもたらす効果
 
 ここで、もう一度、イギリス留学時代に出会った
マーク・ストリンガーさんの話をしましょう。
彼は優秀な外科医だったため、常に引っ張りだこで殺人的スケジュールをこなしていました。
にもかかわらず、どんなに忙しいときでも、彼はいつも穏やかで落ち着いているだけでなく、
話しかけるとにこやかで余裕のある応対で迎えてくれるのです。
実に紳士的なのです。ある日、彼の書いたカルテを見て、非常に感銘を受けました。
一文字一文字、ゆっくりていねいに書かれたアルファベットが整然と並んでいたからです。
医師のカルテというのは、読めるか読めないかというくらい
乱雑な字で書き殴られていることが少なくないのですが、マークのカルテはまったく違いました。
それ以来、"忙しいときこそ、ゆっくり、ていねいに文字を書こう"と心に決めました。
そして実践してみると不思議なもので、
ゆっくりとていねいに、気持ちを込めて書かれた文字には力が宿るのです。
こうした書き方を習慣にしていると、毎日どんなに忙しい日々を送っていても、
紙にペンを落とした瞬間に呼吸が安定し、
心身が落ち着き、自律神経のバランスが整うようになりました。
 自律神経に大切なのは、この余裕です。
ものを書くことで気持ちを落ち着かせて自分を振り返り、先を見通すことで余裕ができる。
そしてイメージだけだった事柄が、具体的に言葉として書き出すことで明確になり、
はっきりと自覚できるようにもなります。
書く行為は、自律神経を整えるためにも、自分自身と向き合うためにも有効です。
 そういう意味でも、日々の時間をコントロールし、
仕事やプライベートの予定を管理していくには、
手で文字を書く手帳は必須アイテムだといえます。
スマホやタブレットなどでのスケジュール管理は
同僚らとの情報共有などができて便利ではありますが、
手書きの手帳が自律神経へ及ぼす効果・効能は計り知れません。
 
 
 時間をコントロールする手帳
 
 皆さんは予定管理にどんな手帳をお使いですか。
最近はチームでの共同作業を効率的に行なうためにグループウェアや
インターネットのスケジュールをお使いの方も少なくないでしょう。
実際、私もそうしたものを使っていますが、
やはり手元のマスター(原本)としては紙の手帳を使っています。
 なぜなら、私の手帳術の基本は「セブンラインズ」の応用だからです。
そのためには「ゆっくり、ていねい」に書ける手帳である必要があります。
iPadは持ち歩いて、出先で確認するための予備的なものです。
 私にとって手帳は何のためのものか。それは体調管理の道具なのです。
人間の体は機械ではなく生身の生き物です。
生き物であるがゆえに、
その生体リズムに沿って物事が運べるように時間軸で確認して、
予定を組み立てるための道具が手帳なのです。
生体リズムにあったゴールデンタイムを、どう活かすかが手帳術の核となります。
 

 

 

 ①マンスリースケジュール

月間予定表です。1か月の予定が一目でわかるよう、

できれば見開き2ページで一覧性のよいデザインが好ましいと思います。

一覧性がいいと、例えば仕事の締め切りなどがある場合、

その1週間前から準備を始めようとします。
少し先の予定を確認しながら、新たな予定を入れていくにも、
月間のスケジュールは見やすさが重要です。
 ここには家族など大事な人の誕生日や結婚記念日など大事な行事、
会社の決算期やイベント、出張など、
比較的大きなイベントや特別な出来事を書いておきます。
予定の種類や重要度を色分けしてもいいかもしれません。
 マンスリースケジュールは、イレギュラーな予定が入ってきたときなど、
その前後1週間の予定を見直すにも便利です。
一覧性がよく、重要度がわかっていると、
新規の予定を入れる際、変更したり削除したりする予定を見極めもしやすいわけです。
 そして前後3か月の予定を見る習慣をつけて、
これまでの流れ、今後の流れをつかみ、リズムをイメージしておくと、
多少突発的なことが起こっても動じないようになれると思います。
 
②パーソンリスト
 仕事などで重要な相手の名前、キーパーソンは書き出しておくと非常に有効です。
キーパーソンのリストは、できれば月間予定表と同じ見開きページに書けるようにしておきます。
こうすると前後の流れを確認するときに、
素早く大事な人のことを意識することができるようになります。
 
③ウィークリースケジュール
 1週間のスケジュールは、見開き2ページで7日間の予定が一目でわかると便利なだけでなく、
「睡眠日」や「戦略日」を設定し、メリハリもつけやすくなります。
1週間のパターンが日曜始まりのものもありますが、
平日働いているビジネスパーソンは月曜始まりのほうがイメージしやすいと思います。
 1日のスケジュールは、朝6時から夜22時までの予定を30分刻みで記入することができるもので十分。
早朝や深夜の予定は基本的には不要という考え方です。
また、その日の時間が横に流れ、日付が縦に移動する横型よりも、
その日の時間が縦に流れ、日付は横に移動するバーチカル(垂直)型
とよばれるもののほうが書きやくて見やすいと思います。
 
④3行日記
 1日の計画の最後で触れた3行日記は、手帳に書けるようにしておくと、
いつでも自分のことを振り返れるようになります。
その日、失敗したこと、感動したこと、そして明日の目標です。
バーチカル型手帳の1週間の場合、
それぞれの日の下(欄外)に、3行日記を書くとわかりやすいでしょう。
手帳にはたくさん文章を書く必要はありません。
3行日記は、一言二言のでもかまいません。
3つの要素をすべて書けない日があっても問題ありませんが思いあたらなければ、
その日何を食べたかを書いてもいいでしょう。
1日の最後に、わずかそれだけのことでも、少しリラックスできると思います。
 そして後日、振り返って見た際も、その日をどう過ごしたかを確認ができるので、
いろいろなアイデアが浮かんでくるでしよう。
 
 ⑤デイリータスク
 日記を書いていると、翌日にしなければならないことが頭に浮かんでくるはずです。
これを翌日の「To Do」リストにしておきます。
こうしたことを整理しておくと、予定をやりくりして時間が空いたとき、
やるべきことを前倒ししてこなしてしまうこともできます。
時間を有効に使うためにも、デイリータスクは役立つと思います。
 忘れてはいけないことを書き留めておくと、振り返って見たときに、
重要な事項ばかりを手早く検証することもできるのです。
既存の手帳でも、こうした要素をうまく書き込むことができると思うので、
皆さんもまずは試してみてください。
 
 
 手帳に書いた過去を振り返る
 
 時間の使い方を管理する手帳は、健康を整える最強の秘書であるともいえます。
現在、人間の生活、行動、体験などを、
映像・音声・位置情報などのデジタル情報で記録するライフログがスマホなどのアプリや、
インターネットのサービスで活用されるようになりました。
こういうものは非常に便利で手軽に記録を残してくれるのですが、
その人の発想や考え、喜怒哀楽といった感情を手軽に記録しようとすると、
まだまだ手帳に一日の長があると私は思っています。
 その利点のひとつは書棚などに並べて、手軽に取り出して見られること。
例えば、私が愛用する3年連用日記では過去2年分までの日記が同時に見られるレイアウトになっていて、
自然と過去を振り返ることができますが、日々の予定管理に支障が出てきます。
私は通常の手帳を使い、過去の手帳をときどき書棚から取り出して振り返ってみれば十分だと思っています。
不思議なもので時間が経つと、地獄のような忙しさのなかで必死にがんばったことがよい思い出となり、
それが励みになったりすることがあります。
私はアイルランドのトリニティ大学前の芝生で撮った留学時代の写真を研究室のデスクの上に置いているのですが、
自分の感性を鈍らせないためにも、過去を振り返ることは大切なのです。
 その意味では、手帳は自分の過去が凝縮されたものです。
まだ半生の状態の過去は、現在起きていることの原因になっているでしょうし、
すっかりと熟成された過去は辛かったことだったとしても冷静に振り返ることができるようになっているでしょう。
そうした過去を振り返る時間を作り、次の行動の活力にしていただきたいのです。
それをきっかけとして思い出の土地を訪ねたり、久しく会っていない人と旧交を温めたりするのもよいでしょう。
そうした行動は、自律神経のパワーを高めて、整えてくれるのです
 手帳を使いこなして、時間をコントロールできるようになると、
スケジュールに追われて苦しんでいた生活からは解放され、心身も健康になります。
人生がうまくいくかどうか、その流れを決めるのも手帳の使い方次第かもしれません。
 過去の手帳には「外の時間」の出来事しか書かれていないでしょうが、
今後あなたの手帳に「内なる時間」の出来事も記入されるようになれば、一層豊かな人生になるでしょう。
 
 
 
ChatGPTさんへの
 
あまりの驚きに、
 
AI関連本を
 
たくさん借りてしまったので、
 
とりあえず
 
最低限読ませて頂きましたが(笑)、
 
今、興味がある
 
腸と自律神経
 
に戻って来ました(笑)。
 
 
 
手帳やノートも
 
1年通して書き続ける
 
のは
 
なかなか難しいですが、
 
手帳術や
 
ノート術は、
 
とても好きなところなので、
 
参考にさせて頂きたいな
 
と思います。
 
 
 

 

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