前回ご紹介した ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓
は足し算のプラスアイテムとなります。
スイングは微妙な計算のバランスによって成り立っています。
ですから、このバランスを取ること
〇 タイミングを合わせること
〇 力の量のバランスを取ること
〇 力の向きのバランスを取ること
がとても大切です。
NフィールドゴルフのNは
中原の中=ニュートラルとしてのN
ナチュラルのN
ニッポンのN
もあるのですが、
こういうバランスが取れた状態のことを
ニュートラル
と考えているところもあり、
ニュートラルスイング
と名付けさせて頂いています。
【パワー(力×スピード=掛け算)を出していく場合】
◎ 前傾姿勢を保つ プラスアイテム(下方に出力できる)
前傾姿勢が崩れる マイナスアイテム(やや上方への出力となる)
◎ 身体を回転させる プラスアイテム(パワー(力×スピード)が出る、遠心力が働く)
身体を回転させない マイナスアイテム(パワー(力×スピード)が出ない、遠心力が働きにくい)
腕で打ち付ける プラスアイテム(パワーが出る、球が上がる、止まる)
◎ 腕で打ち付けない マイナスアイテム(パワーが出にくい、球が低くなる、止まりにくい)
◎ 腕を内外旋させる プラスアイテム(パワーが出る、フェイス角保ちやすい)
腕を内外旋させない マイナスアイテム(パワーが出にくい、フェイス角保ちやすい)
手首の屈伸を使う マイナスアイテム(パワーが出る、球が上がる)
◎ 手首の屈伸を使わない プラスアイテム(パワーが出にくい、球が低くなる)
右腕を伸ばす マイナスアイテム(慣性モーメント大、身体の回転スピードが遅くなる)
◎ 右腕を伸ばさない プラスアイテム(慣性モーメント小、身体の回転スピードが速くなる)
【クラブフェイスを管理する場合】
◎ 前傾姿勢を保つ プラスアイテム(フェイスが開きにくい)
前傾姿勢が崩れる マイナスアイテム(フェイスが開きやすい)
◎ 身体を回転させる マイナスアイテム(フェイスが開きやすい)
身体を回転させない プラスアイテム(フェイスが開きにくい)
腕で打ち付ける マイナスアイテム(フェイスが開きやすい)
◎ 腕で打ち付けない プラスアイテム(フェイスが開きにくい)
◎ 腕を内外旋させる プラスアイテム(フェイスを速く閉じられる)
腕を内外旋させない マイナスアイテム(フェイスを速く閉じられない)
手首の屈伸を使う マイナスアイテム(フェイスが上向きやすい)
◎ 手首の屈伸を使わない プラスアイテム(フェイスが上向きにくい)
右腕を伸ばす プラスアイテム(フェイス閉じやすい)
◎ 右腕を伸ばさない マイナスアイテム(フェイス閉じにくい)
少し理解しにくいところもあるかも知れませんが、
考え方を整理すると概ねこういうことになります。
「向」下を向く(前傾姿勢)、球に向ける(遠心力、重力)
「回」回転(捻転)、スピード
「開」フェイスが開く
「閉」フェイスを閉じる
「N」ニュートラル(バランスの取れた状態)
これで全てを表そうとは思っていません(笑)。
(ちょっとした遊び心です)
◎を採用して、
前傾姿勢を保つと、力が球のある下方向に出て、フェイスも開きにくい。(遠心力が下方向に出る)
腕で打ち付けると、力は出るが、フェイスも開きやすく、下方に落ち(ダフリ)やすくなるので、打ち付けない。
(前傾姿勢•遠心力•重力の作用に任せる)
身体を回転(捻転)させると、力が貯まるので回転させる。(バックスイング)
身体を回転させると、パワー(力×スピード)が出るので回転させる。(フォワードスイング)
身体を回転させると、フェイスが開きやすくなるので、フェイスが開かない(フェイスを球に向ける)ように注意する。(バックスイング)
身体を回転させると、フェイスが開きやすくなるので、手首の屈伸を使わず、腕の内外旋を使って速く閉じれるようにする。(フォワードスイング)
右腕を伸ばさないと、フェイスが開きやすくなるので、手首の屈伸を使わず、腕の内外旋を使って速く閉じれるようにする。(フォワードスイング)
右腕を伸ばさないと、身体の回転スピードが速くなるし、前傾姿勢が保ちやすくなる。(フォワードスイング)
意識的に右腕を伸ばさなくても、遠心力•重力が作用し、右腕が内旋すれば、伸びた形になる。(要体感 右片手素振り、右片手打ち)
腕の内外旋を使って早く閉じられるから、フルスピードで(速く)身体を回転でき、
速く回転するから、球に当たるときのフェイス•腕のターンを最小限(スクエアに戻すだけ)に留めることができ、
内外旋方向に動かし始めている(続けている)から、球に当たった後に下向きに自然にリリース(フェイス•腕のターンが)できる。
スピードが出ると当たりにくくなるので、前傾姿勢を保つ、軸を保つ。(アドレス•姿勢に任せる、腕や視覚で狙い定めて打たない)
パワーは力×スピードだから、力を入れてスピードが遅くせず(動きを止めず)に、
力を抜いてスピードを速くした方がパワーを上げられる。
前に飛ばしたい通常ショットは、腕の内外旋(プラスアイテム)、身体の回転(マイナスアイテム)でフェイスを「閉じる」度合いをコントロールし、
前に飛ばしたくないコントロール(アプローチ)ショットは、腕の「逆」内外旋、手首の屈伸でフェイスを上に向けることもある。
遠心力を働かせるためには、求心力(頭、グリップエンド)の管理がとても重要となる。(力の向きのバランス)
このような足し算、引き算で
スイングするのが、
ニュートラルスイングの考え方
で特別なことではなく
多くのプロはそう打っている
と思います。
頭の整理
気持ちの整理
打つ前の整理
が大切になりますので、
練習やラウンドの前に
自分がやること、やらないこと
を問い直しておいてほしいな
と思います。
カッコいいの見つけちゃいました(笑)。
「遠心力」と「引力」、「重力」、「重量」
を上手に使うスイング
をイメージして頂きたいな
と思っています。