クラブユース東海大会レポートも最終章になりますサッカー


悲願の全国大会出場を決めた翌日、興奮冷めやらぬ中、まだまだ熱い戦いが続いていた炎


5位決定戦


全国を決めたからこそ、次の試合が大切だと思っていた。


ゴールまでまだ辿り着いていない。


今大会、開幕前のチームMTGの際、選手たちに伝えていた最終の第⑤ステージ


しっかりと締め括り、全国大会へ弾みをつけたい。


お相手はフェルボール愛知さん


同地区のライバルチーム


選手同士、知り合いの選手も沢山いて、燃える相手炎


そして、何より愛知県街クラブNO1を掛けた激戦必至の戦い



「俺たちが愛知県街クラブ1位、いや東海街クラブ1位で全国へ行くんだ!」


お互いの意地とプライドを掛けた5位決定戦


結果はいかに。。


こちらのスターティングメンバーは、前日に出場機会が無かった、または少なかった選手を中心に構成。



これはよくいわれるAチームとかBチームとかそういう意味ではなく、私が普段から選手たちに伝えている3年生全員がトップチームの一員だということ。


いつでも出場できる準備をしておくこと。


だから、今大会も出場選手を毎試合シャッフルして出場させた。


週ごとに相手を想定してメンバー構成をしてきた。


そして、この一戦のベストメンバーを送り出した!



相手メンバーは前日から変わりはない。


特徴のある選手を皆んなが分かっていて、対策を話合っていた。


ベンチメンバーもそれぞれに声をかける。


「アイツのあのプレーに気をつけろ。」

「これをやれば大丈夫だ。」


「ここから攻めよう!」


選手たち自身が自発的にコミュニケーションを取り合っていた。


私のやることはあまり無い(笑)


前半の入りは相手のポイントプレイヤーにボールが集まり押し込まれる状態が続いた。


マッチアップはkawashima

今大会初出場で試合前から顔が引き攣っていた、、、(笑)


選手の皆んなが励まし、イジってリラックスさせてようやく落ち着いて試合に入った。


最初は少しやられるシーンがあったが、あるプレーで吹っ切れる。


突破されそうなところをスライディングでバチっと止める!完全に防いだ!


このプレーでベンチメンバーもピッチ上のメンバーも、スタンドのサポーターも湧く!


「ナイス!カワシマ!!」


彼のプレーで流れはこちらに傾きだす


毎試合、毎試合ヒーローが出てくることが嬉しかった。


相手陣地でのプレッシング

tora、takuを中心に前線の選手をコントロールしながら奪いどころを共有する。


相手が前進することにストレスを感じさせ、良い守備ができていた。


前半は0-0で折り返す。


この日も会場のテラスポは暑く、予想最高気温は37℃


大会役員の方々も何度もWBGT(暑さ指数)を計測し、選手たちの安全を確保に努めてくれる。


こういう大会関係者の尽力もあって、選手たちがサッカーができる環境がある。


後半も新たにフレッシュな選手を投入する。


soumaを入れ、中盤を活性化する。

kantaを入れ、ボール保持の基点を作る。


更にharukiを投入し、攻撃にアクセントを加える。

harukiも初出場だが意外と?笑

最初から落ち着いてプレーできていた!


彼もチームのムードメーカー


彼のレフティらしくテクニカルなプレーでチームは元気になる!


CBキャプテンseimaも体調が万全ではなく、疲労が見えたのでeitoを投入!


CBを代えることは、あまりしないが、eitoもしっかりと準備してきた選手なので自信を持って送り出した!



相手長身FWと競り合う姿は頼もしかった。


残り5分


連日のPK戦も頭をよぎる


そして、GK ryukiも投入する。


一年間、怪我でプレーできなかった。

ようやく実戦復帰できたのは約1ヶ月前


今大会初出場


今日は ryukiがPKを止めて勝利を!と思っていた矢先、


先制ゴールが生まれる


左サイドharukiが縦に仕掛けて突破する


深いところをエグりマイナスへクロス


走り込んだのはtaku


ドンピシャで合わせたフィニッシュは相手のブロックに一度は阻まれる


ボールがこぼれる


それに反応したのは、souma


リバウンドを押し込み


1-0!


今大会2ゴール目は勝利を手繰り寄せる値千金のゴール!


ピッチ、ベンチ、スタンドが一体となり喜び合う爆笑


今大会のラッキーボーイのひとりがsouma


第2戦の先制ゴールに続き、重要なゴールを決めてくれた!


ここから、相手のギアが上がる!


同地区のライバル対決

負けるわけにはいかない!


という相手の気持ちが伝わってくる。


残り1分


最大のピンチを迎える


裏に抜けた相手FWとGK ryukiが1対1


スルーパスが少し長くなったと見るや、飛び出した ryuki


相手のシュートを至近距離でフロントダイビングでブロックに成功する!


この瞬間、 ryukiのビッグセーブに会場中が歓喜する


本当に決定機を阻止してくれた、ナイスプレー!



その後に試合終了のホイッスルが響いた。


街クラブ対決を制し、東海地区第5代表(街クラブ1位)で全国大会に出場が決まった!


この日もみんなでプレーを称え合う。


 ryukiのビッグセーブにキーパー仲間のhaji、ayaが嬉しそうに駆け寄る姿が印象的だった。


こういうことが自然とできる選手たちが本当に素晴らしいし、嬉しく思う。



試合に出場している、していないに関わらず

メンバー全員35人が「チームに自分のプラスのエネルギーを注ぎ続けて欲しい」


大会前のミーティングで彼らに伝えた言葉


それをしっかりと理解し、この大会期間中にみんながひとつになっていった。


今大会のスローガンである【一致団結】を見事に表現して、今大会の目標を達成した。



今大会の彼らの取り組みを見て良い「チーム」とはどんなチーム?


その問いに対する回答を彼らが見せてくれた。


チームスポーツが結果を出す為の構成要件は1人ひとりの「情熱」


メンバーもメンバーに入っていない選手も全員がチームに情熱を注ぐ。



忘れてはいけないのは、昨年の16期生がそういう姿をしっかりと見せてくれていたこと


これが「EASTスタイルだぞ!」と


16期生も15期生から引き継いできた。

先輩たちからのDNAをしっかりと引き継いで、全国大会初出場というカタチにした17期生


本当に素晴らしいパフォーマンスでした。


選手、スタッフ、保護者、サポーターが団結してひとつの目標に向かって努力してきたあっという間の3週間。


監督として、楽しく、しあわせな思いをさせていただきました。


EASTを支えていただいている、全ての皆様にこの場を借りて改めて感謝申し上げます。


本当にありがとうございました。


全国大会でも応援よろしくお願いします。



【U15日本クラブユースサッカー選手権東海大会】

5位決定戦

7月7日(日)@テラスポ鶴舞EAST

vs フェルボール愛知

前半0-0

後半1-0

total 1-0

東海地区第5代表

☆EAST初の全国大会出場決定☆