ビストロ ヒマワリの
後藤 聖名(ごとう みな)です。
十五夜も過ぎ、空も高くなり、
もう秋の風がそよいでいます。
秋と言えば
食べ物が美味しくなる季節！
そして
お酒でも飲みながら ゆっくりと
長い夜の時間を楽しみたい季節。
ああ なんだか嬉しい〜
上馬(あげうま)ビール
が入荷しました！
こちらは 三重県の北部 養老山系の多度山の麓にある 小さな造り酒屋 細川酒造さんが造る 手造りの
オーガニックビールです。
100年前の本物のビールを忠実に再現するべく
ドイツ直輸入の有機無農薬麦芽100%と
有機ホップ100%だけで作られたビールなのです。
材料はいづれも 厳格なドイツのオーガニック認証を取得。
そして ビールにとって重要なお水は
酒蔵に昔からある古井戸から出る養老山系の適度にミネラルを含む 美味しい天然水を使っています。
よく 「ビールは鮮度が命」と言うのを耳にしますね。
だから私もビールは新しくないと！
と思っていました。
製造効率を重視して短期間で造ったビールは保存性を高める為に ビール本来の旨味さえも取り除いてしまう「精密濾過」の処理を行います。
このようなビールは
出来立てが一番美味しく
「鮮度が命」と言うことになるようです。
なんと皮肉なことでしょう。
精密濾過のおかげで 腐敗の原因となる
雑菌の心配はなくなりますが 良い菌も
いなくなるのです。
日本では ビールだけでなく
他のお酒やお酢、ヨーグルトなど
大概の発酵食品がこのような傾向にあり、
とても残念に思っていました。
それに対して
「上馬ビール」は
良質なオーガニック原料だけを使い、
低温でゆっくりゆっくりと60日間以上もの時間をかけて熟成させ
濾過処理も行なっていない為
自然な形で ビール酵母やアミノ酸が含まれており、旨味成分が損なわれる事なく生き続けています。
丁寧に作られた手造りのラガービールにとって「自然な熟成こそが命」という事は
ドイツでは常識なのだそうです。
自然な酵母が生きているなんて
身体にもとても良さそうですよね！
中世ドイツの時代、 ビールは修道院で造られていて、実際、修道士達の栄養源として ビールは 沢山飲まれていたようです。
さらには ビールはキリスト教徒の薬用飲み物として承認されていて
断食の日でも ビールは飲む事が許されたのだそうですので
本来のビールは とっても身体に良いものだったのでしょうね。
「上馬ビール」ですが
飲んでみたら オーガニックの良さが分かる、本当に美味しいビールでしたよ。
苦味も コクも 香りもしっかりとしていて素晴らしいだけでなく、
キレが良くて あと口も本当にスッキリしています。
良いお酒は 酔い方も穏やか。
私は ご飯を食べながらビールを飲むのは苦手でしたが これは美味しいと思いました。
お料理の邪魔をしません。
是非 一度飲んでみて下さいね！
皆様にお会いするのを楽しみにしています！
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