しょうがシロップ | 神戸 六甲道の自然派フレンチ ビストロ ヒマワリのオープンキッチンから 

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ようこそ!ビストロヒマワリへ
農家から直送される新鮮な旬の有機野菜をたっぷり使用し、
添加物、化学調味料は使わずに
素材の持ち味を生かしたお料理を提供いたします。
ヒマワリで ホッ♪として元気になって頂けますように!
皆様のお越しをお待ちしております!

 高知の有機しょうがが届きました。
 新しょうがです。
 さっそくこれで「しょうがシロップ」を作ります。

 しょうがは古くから利用されており、

紀元前500年頃には塩やコショウなどと

共に保存食や漢方薬として利用されてきた

という記録が残っています。
東南アジア原産ですが日本には

2~3世紀頃に中国から伝わってきたそうです。
 
ちなみに普段よく目にするゴツゴツした部分は
しょうがの「根」ではなくじゃが芋などと同じ

「地下茎」にあたるそうです。
この地下茎の下から細い根が生えるのですが、
出荷されるときは取っているため、

なかなかお目にかかれません。
今回の新しょうがにはひげのような細い根が

付いていました。
細いですが、引っ張っても取れません!
 
 根しょうが2

  葉しょうがと言われる葉の部分ですが、
 まっすぐの茎から葉が出ているように
 見えますが、この茎のようなものも
 いわゆる偽茎で葉柄が巻いて
できたものなのです。 

                      
葉しょうが 
  
 成分は辛味成分である ジンゲロール、

ショウガオールなどがあり、ジンゲロールは

生のしょうがに含まれています。
 
 殺菌作用や整腸作用があります。
 手足の末端で血管を広げる効果があり、

手足が温まる感じがしますが、深部体温は

下がってしまうそうです。
 つまり、解熱作用があるのです。
 
 そしてジンゲロールは加熱されると大部分が

ショウガオールに変わり、この成分に温める

効果があります。体温が上がると免疫力もupし、

様々な疾病予防に繋がります。
 
 ヨーロッパではジンジャーブレッドや

ジンジャークッキーが、ペストの大流行をうけて

予防の為に広まったという話があります。
それ程抗菌作用が期待されていたのですね。
 
 その他食欲増進、吐き気止め、美肌、咳を鎮める、
 関節痛にも良いそうです。 すごいですね。
 私も風邪気味でのどの調子が悪い時は、

しょうがシロップをお湯で割った

しょうが湯を飲みます。 のどがスッキリします。

 さあ作りましょう。
 
 材料 しょうが1kg  砂糖1kg レモン2~3個
     グローブ5個位 シナモン棒1本 水1L
 
 今回は新しょうがですので皮はむきません。
 皮のすぐ下のところに大切な成分があるのです。
 他のお野菜でも同じですね。できれば

皮つきの方がよいですが、ひねしょうがを使うときは

皮つきのままだと少し苦みが出ます。
 気になる方はめんどうですが、

皮をむいたほうがよいでしょう。
 じゃが芋などの皮をむくピーラ―や

ぺティナイフでこそげます。

 しょうがは1~2mmの薄切りにします。
 鍋に薄切りのしょうがに砂糖をまぶし,

しばらく置きます。(1時間位)

時間は適当で構いません。
 浸透圧でしょうがから水分がでてきます。
 砂糖はお店では砂糖大根から作られた

「てんさい糖」を使っています。

きび砂糖で作った時も美味しかったのですが
 いまはこれを使っています。
 甘みが優しくて甘ったるさがありません。
 体にも良いですし。

 
鍋のしょうが  
 

しょうがの水分が出たら、輪切りにしたレモンと

グローブ、シナモンも鍋に入れ、

水1リットルを加えて 中火か弱火で煮る。
 半分位の量に煮詰まったら完成。 
 煮詰め加減はお好みです。
 
 熱いうちに濾して熱湯消毒した瓶にいれて終了。
 
 お湯で割ればしょうが湯に。
 ソーダで割るとジンジャーエールです。
 ジンジャーエールにはお好みでレモンの輪切りを

添えるとさらに美味しいです。
 
 ジンジャーエール