中学校の校務分掌の役割の中に《いじめ・不登校対策委員会》があります。
4役(校長、教頭、教務、校務)・生徒指導主事・保健主事・学年主任・養護教諭等が参加します。
定期的にこの委員会を開き、各学年のいじめ・不登校生徒の実態や取り組みについて、情報を共有し、学校としての対策を話し合い決定します。
岩手県で起こったこの生徒については、確実にこの委員会で、話し合わなければならないケースです。
この日記の内容を担任だけでなく、学年主任、生徒指導主事は、把握していたのか…
担任のみで留めていたのか…
学校によっては、不登校やいじめ問題を担任の責任だけにしてしまい、追い込む雰囲気がある場合もあります。
なので自分だけで抱え込むしかできなくて…。
そうして心が壊れていく教師もいるのも事実です。
この学校が、この学校の管理職が、いじめ問題に対してどの様な取り組みをしていたのかが、わからないので無責任な事は言えませんが…
学級組織
学年組織
学校組織
それぞれの単体ですが、学校にとっては誰もが大切な児童であり生徒です。
勿論、担任が一番身近であることは当たり前の事ですが、学校全体で見守り育てていくのです。
組織としての機能が、しっかりしていたのか
一番身近で接している担任が、しっかり現実を報告出来る学年会や委員会であったのか
大切な命をたくさん預り、大切な成長期を家族と共に見守り育てていく教育現場。
その現場で、務めさせてもらっている自覚と責任をもって…
隠し事はなく、すべてをガラス張りにすることが、大切だと感じます。
そして、教師としての資質…と言うより、人として、一人の人間として…成長期の大切な子ども達をお預かりする自覚と責任をもち、学力だけでなく、人間力を育てていくことのできる教師が増えていく事を願います。
そして、そうなるために、教育現場に身をおき務めてきた私だからこそ出来ることを、私も…探してみます。
本当なら外部講師として、学校に出向き、現場の先生たちに色々なことを伝えたいです。
現場の先生達のお役に立てることが、児童生徒の健全な成長につながると思っていますから。
本当ならたくさんの可能性を秘めていた中2男子生徒。
彼の命の重さをしっかり受け止めていかなければなりません。
そして、いじめが本当にあったとしたのなら、いじめた側の生徒も大切な学校の宝なのです。
被害者・加害者と言う言葉が、学校の
中で飛び交う現状は、とても悲しいです。
大人、子ども。
家庭
学校
地域
真剣に考えていきましょう。