「僕は、何をしても完璧にできないんです。仕事のミスも多くて・・・。会議の時も、同じ部署の後輩にも劣っていて新しい企画も通ったことがないんです。」などなど・・・。
若い社会人の男性からの相談です。
彼だけでなく、自分の可能性に蓋をしてしまって、それを言い訳に努力をしない人が多いなあ・・と、最近感じています。
僕の能力
私の能力 を、すでに自分で計量してしまっているのです。
だから、自分の計量カップより大きいと感じた人と、ある意味闘おうとしないのです。カップの大きさを理由に・・・。
指示待ち・・・言われたことはやります
しかし、逆に、言われないと何も自分からはやろうとしない。いいえ、どうやったらいいかがわからない・・・と言います。
何故なら、何も考えていないからです。
会社にとって何が必要なのか・・・・今このときに、どうしたら会社にとって自分がプラスの動きになるのか・・・。
思考が停止しているのです。
だから、言われたことすら完璧にこなすことができないのです。
言われたことをこなすことがマックスになっているから・・・。人はミスをしますからね・・。
指示されたことがこなせない人に仕事を頼むことはできません。
ましてや、本人が「言われたことさえ、僕は、ミスが多くて・・・」何て言う人に、安心して仕事は任せられません。
少なくとも、指示待ちではなく、自分の考え、発想をもって会議や話し合いに参加している人は、伸び率がある人です。
伸び率がなく、その人の分を誰かが常にフォローしなければならない会社人は、やはり会社にとって必要な人ではないのかも知れません。
なので、彼には「自分の可能性に蓋をしないで・・・」と言いながら、具体的なアドバイスをさせていただきました。
謙虚と卑下するのとは違います。
私も色々なことを活動しています。私の頭の中は常に色々な新しい発想が生まれてきます。生まれては消え、消えては更なる発想につながり・・・・。
浮かんだことを言葉にし・・・・そして、いつか形になっている・・・
しかし、自然に浮かぶのではありません。やはり考えているのです。
どうしたいか・・・・そのためにどうすべきか…・常に考えています。
しかも、楽しく・・・。
発想が無い!!のではないのです。考えていないのです。しかも、誰もが天才のように、すぐにステキなアイデアが浮かぶことはありません。
何日も何日も考えるときもあります。しかし、決して考えることを止めないのです。その違いだけです。
自分の可能性に蓋をして、おんぶにだっこの人は、正直、苦手です。
出来なくても必死に考えて、自分なりの意見を持ち、前に進んでいる人は大好きです。
心から応援したくなりますし、心から一緒に何かをしたいって感じます。
そこには、地位も名誉も肩書きも関係ありません。
つまり、人として魅力のある人。
ワクワクしながら語っている人。ワクワクしながら進んでいる人・・・。
そういう人は、決して自分の可能性に蓋をしていないです。
人に何かを求めていないです。
私は、言われる前に動ける自分でいたいです。
自分の可能性を信じて、蓋をしない自分でいたいです。
計量カップの大きさなんて関係ないですから・・・・。