部活内での無視がいじめに発展。
部活内だけでなく、クラスにも波及し・・・・とうとう登校できなくなった女子生徒。
登校できなくなってからの出会いでしたので、今は、本人が自信を取り戻せるように、自分の心の声を吐き出してもらうことに務めています。
学校は・・・・「部活内の人間関係について、とうの本人たちに謝罪させました。」と言い、それですべてが済んたという感覚。
「なので安心して登校してください」と。
学級担任も同じことを・・・「みんな反省しているから、もう大丈夫」と。
でも、それは子どもたちの表の顔。
部活経営・学級経営が問われる教師がとても多いと感じます。
言葉だけの謝罪が「先生に言われて謝らされた」と受け止め、更に、影での陰湿ないじめへと発展するケース。
今、登校できない彼女が苦しんでいるのは・・・・彼女の家族が苦しんでいるのは・・・「登校してくれたら、学校としては対応します。なので、まずは登校させてください」という学校の姿勢。
怖くて登校できないのに・・・・登校してきたら、対応しますって・・・・
どうしたら登校できるようになるのか・・・
どんなステップを踏んで、教室復帰・部活復帰できるように支援するのか・・・・
学校として、家族として、もちろん、本人も・・・そして、周りの生徒たちも・・・・。
学校と言う枠の中からこぼれ落ちたら、見捨ててしまう。
いつの間にか、面倒くさい存在になってしまっている。
何故・・・・
大切な生徒であることに変わりはないのに・・・。
学校って、本当に何を学ぶ場所なのでしょう。
以前から書いていますが、学力を身につけるだけでなく、人間力を身につける場所だと思います。
人と人の関係から、多くのことを学びます。
時には悩んだり、苦しんだり・・・・失敗も・・・
でも、そんな中から色々なことを学ぶんです。
そして、相手の立場にたって物事を考えられるようになり、人を思いやることを覚えていきます。
そして、自分以外の人間を大切にすることを覚えていきます。
誰かのために・・・・自分のために・・・・
いじめをされる側も、いじめをする側も大切な生徒であることに変わりはありません。
学校という現場の中で、被害者とか加害者という言葉が飛び交うこと自体、変です。
教師が、もっともっと真剣に向き合えば・・・・変えていくことはできます。
人間形成途中の子どもたちです。家族以外の身近な大人は、教師です。
お願いですから・・・もっともっと真剣に子どもたちの心の成長にかかわってください。
こぼれ落ちたら、それで終わり…なんていう冷たい仕打ちは、もうたくさんです。
変えたいな…先生たちの意識。
すべての教師がそんなんではありません。
でも、そういう体質の教師や体質の学校があることも、間違いないのです。
私に寄せられる相談が途絶えないという現実もありますから・・・。
私自身、彼女の長い人生が実りあるものになる様に、サポートさせていただきます。