こぼれ落ちたら・・・ | 中西ふじよオフィシャルブログ

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~ 心・技・体で未来につながる架け橋 ~

部活内での無視がいじめに発展。


部活内だけでなく、クラスにも波及し・・・・とうとう登校できなくなった女子生徒。


登校できなくなってからの出会いでしたので、今は、本人が自信を取り戻せるように、自分の心の声を吐き出してもらうことに務めています。



学校は・・・・「部活内の人間関係について、とうの本人たちに謝罪させました。」と言い、それですべてが済んたという感覚。


「なので安心して登校してください」と。


学級担任も同じことを・・・「みんな反省しているから、もう大丈夫」と。


でも、それは子どもたちの表の顔。


部活経営・学級経営が問われる教師がとても多いと感じます。


言葉だけの謝罪が「先生に言われて謝らされたビックリマーク」と受け止め、更に、影での陰湿ないじめへと発展するケース。


今、登校できない彼女が苦しんでいるのは・・・・彼女の家族が苦しんでいるのは・・・「登校してくれたら、学校としては対応します。なので、まずは登校させてください」という学校の姿勢。


怖くて登校できないのに・・・・登校してきたら、対応しますって・・・・


どうしたら登校できるようになるのか・・・


どんなステップを踏んで、教室復帰・部活復帰できるように支援するのか・・・・


学校として、家族として、もちろん、本人も・・・そして、周りの生徒たちも・・・・。


学校と言う枠の中からこぼれ落ちたら、見捨ててしまう。


いつの間にか、面倒くさい存在になってしまっている。


何故・・・・!?


大切な生徒であることに変わりはないのに・・・。


学校って、本当に何を学ぶ場所なのでしょう。


以前から書いていますが、学力を身につけるだけでなく、人間力を身につける場所だと思います。


人と人の関係から、多くのことを学びます。


時には悩んだり、苦しんだり・・・・失敗も・・・


でも、そんな中から色々なことを学ぶんです。


そして、相手の立場にたって物事を考えられるようになり、人を思いやることを覚えていきます。


そして、自分以外の人間を大切にすることを覚えていきます。


誰かのために・・・・自分のために・・・・


いじめをされる側も、いじめをする側も大切な生徒であることに変わりはありません。


学校という現場の中で、被害者とか加害者という言葉が飛び交うこと自体、変です。


教師が、もっともっと真剣に向き合えば・・・・変えていくことはできます。


人間形成途中の子どもたちです。家族以外の身近な大人は、教師です。


お願いですから・・・もっともっと真剣に子どもたちの心の成長にかかわってください。


こぼれ落ちたら、それで終わり…なんていう冷たい仕打ちは、もうたくさんです。


変えたいな…先生たちの意識。


すべての教師がそんなんではありません。


でも、そういう体質の教師や体質の学校があることも、間違いないのです。


私に寄せられる相談が途絶えないという現実もありますから・・・。


私自身、彼女の長い人生が実りあるものになる様に、サポートさせていただきます。