説法会でのご住職のお話し。
私・・・・一番心に沁みました。
御自分のお身内のお話しをされました。
末期がん・・・・。
先日、お見舞いに行かれた時に、「生まれる。老いる。病気になり、やがては死んでいく。」とお身内の方がおっしゃったそうです。そして、「死にたくない」とも・・・。
病室での時間。
ご本人はいつもそんな言葉が巡っているのでしょう。そして、見守るお身内の方は複雑な思いで・・・。
ご住職が、病室から帰ろうとした時「ありがとう」って言う言葉をかけてくださったそうです。
ご住職・・・・
「ありがとう」・・・・・最後にこの言葉が言える人生を送りたいって。
ありがとうと言う言葉を残して来世に行きたいとも・・・。
生まれてきた命は、必ず尽きます。
病気
事故
など・・・・。
来世があるかどうかは分かりませんが、それでも多くの「ありがとう」を伝えたいですし、残したいです。
ご住職と出会った時「ありがとうは魔法の言葉」と発して下さいました。いつも私が伝えている言葉と同じだったことに共感を覚え、毎月、足を運ばせてもらっています。
この出会いに感謝すると共に・・・・今日のご住職の瞳がいつもより寂しそうだったことを、私は忘れないでしょう。
そして、その瞳から・・・・命の大切さや、感謝の心の大切さを教えていただいた気がします。
命、何よりも重いです。
だからこそ、その大切さを伝えていかなければなりません。
そんなことを強く感じながら帰ってきました。