まずは直人、35歳の誕生日おめでとうケーキ

直人にとってすばらしい1年でありますように・・・


人間の平均寿命って今何年だろ?

90歳まで長生きするとして、ほぼ3分の1くらいのとこまできましたね。

今日は生まれたことへの感謝、生きてることへの感謝、

生かされていることへの感謝の気持ちを感じる1日?

なんてゆっくり浸ってる暇なんてないんだろうな。毎日撮影だし。



私がなぜこんなことを書いてるかというと・・・


昨日、ホタルノヒカリを観る前にTBSでやっていた


「余命1ヶ月の花嫁」


というドキュメント番組を見たからで・・・



本当に辛い。

24歳にして乳がん、再発、肺がんを患い、

あっという間に命を落としてしまった千恵ちゃん。

自分の命があと1ヶ月だなんてこと知らずに・・・


いえ、きっと彼女はわかっていたことでしょう。

わかっても尚、明るく振舞ってました。

多分ものすごく痛くて、話さえも出来ないくらい辛かっただろうに

決して家族や恋人に当たったりはしませんでした。

それどころか、いつも心配してくれる父に申し訳ないと思っていました。


「こんな病気になってごめんね」


自分の周りのすべてのものに感謝と愛を残して逝ってしまった。


病気だとわかっても、余命1ヶ月だとわかっても明るく笑顔で

愛してくれた彼太郎ちゃん。

妻をガンで亡くし、その上娘までガンによって奪われようとする中、

必死で奇跡を願う父。

千恵ちゃんと話が出来るだけで楽しいと、毎日病室に足を運ぶ友人たち。


友人がコッソリ準備した結婚式、必死で太郎ちゃんが探した結婚指輪。


本当に美しいウエディングドレス姿でした。

始まるまで悪かった具合も良くなって、

言葉では言い尽くせないほどの幸せを感じた瞬間。

ずっと千恵ちゃんの手を握り、

千恵ちゃんが生きていることを感じていた太郎ちゃん。

一体どんな気持ちで抱きしめ、手を取っていたかと思うと今でも心が痛みます。


普通に生きてる人にとっての1分なんて、

何の価値もないと思えるものであっても、

余命1ヶ月と命の期限を付けられた千恵ちゃんにとっては

きっと永遠にも感じられたんだろうな。


きっとあの幸せな時間のことだけを思って旅立っていったんだろうと思う。


そして今、太郎ちゃんは時々千恵ちゃんのお父さんの元を訪れて

一緒の時間を過ごしている。

こんなことが出来る男の子がいまどきいるのかと、愕然とした。

なんていいやつなんだ、太郎ちゃん。


コレほどまでにいい人なんだもん、きっといつか、

千恵ちゃんが天国から祝福してくれるようなステキな奥さんが見つかるよ。

その時はきっと、

千恵ちゃんのお父さんも父親の気持ちで喜んでくれることでしょう。


千恵ちゃんはいいました。


「生きていることが奇跡なんだ」



その奇跡に気づいていない人間のなんと多いこと。

自ら命を絶つ者。自分の欲のために人を殺める者。

生きているのか、死んでいるのかわからないような抜け殻の様な者ニート。

そういう人に知って欲しい。


24年という人生を、精一杯生きた千恵ちゃんのことを。


もしかしたらドラマとかになっても不思議じゃないお話でした。

でも、これは本当にあったこと。

改めて乳がんの怖さを知り、検診を受けないと、と思いました。



直人も心臓がちょっと心配?と江原さんに言われたことだし、検診は受けてね。

そろそろ無理が利かなくなる年頃に差し掛かりますから。