完璧なタイムマシン仕様のデロリアン! | 三つ子の魂百まで…トラウマニア

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2015年10月24日(土)グランツリー武蔵小杉に展示されたFUKU-FUKUプロジェクト【日本環境設計】のデロリアン。


※10月21日午後4時29分の記念日にお台場で走ったデロリアンの動画。


展示開始は9時。久方振りに南武線に揺られ9時半に会場到着。既に数名のファンが撮影していましたが、店舗開店前ということもありノンビリムードで車両をじっくり撮影する事が出来ました。


左右のガルウィングドア(カモメの翼)を開放し、今にも飛び立ちそうなフォルムのデロリアン。やはりタイムマシン仕様は特別カッコいいです!



不要になった衣服を分解しバイオエタノールへ精製。地球に優しいデロリアンはユニバーサル社公認の完璧なレプリカ!

 

クリストファー・ロイド氏のビデオメッセージがエンドレスで流れていました。

 

バンパーの「Delorean」ロゴですが、本来はシルバーに塗装されていないので目立ちます。テールランプ右下にあるのはバックモニターなのかな?


2階から見下ろしたリアのタイムマシン機器類。軍用機払い下げ品などをバランス良く配置しているので、ドクがガレージで一生懸命こしらえたホームメイド感溢れるデザインになってます。

 

2015年の未来(現在?)ではバーコード型のナンバープレートを採用。ちょっとこのアイデアは前時代的になってしまいました…。【20 CALIFORNIA 15】ってことは2015カリフォルニアと解釈してよい?


オールレザー張りの運転席と時空の壁を超える際に青白く発光するパンチングメッシュフレーム。フレームの裏が電飾されているので常時点灯しており美しかったですよ。


パート3公開に合わせて1990年7月26日~8月6日まで、全国の大丸百貨店で開催された(京都・博多・東京・梅田)『ハリウッドSFX博物館~バック・トゥ・ザフューチャーのすべて』で展示された撮影用デロリアンを写した1枚。


パート3仕様の特徴は雷に打たれ溶けてしまった1985年のタイヤは1955年のドクがホワイトリボンタイヤに履き替えさせている点。バンパー下は馬に引っ張らせる為の取り付金具が確認できます。ボンネットに載せられた可変コンデンサーは取り外され屋内に展示されていました。モニュメントバレーの赤土が運転席の床に散らばっており、映画館で観た時の感動を生で味わえた貴重な展示会。

 

むかし作った青島文化教材社のデロリアン・プラモ製作記事

http://ameblo.jp/nezumitsuo/entry-11168546543.html
 

ファンなら誰もが知ってるゴミを燃料に変える超絶マシンのMr.フュージュン。ドイツの既成コーヒーミルを流用したもの。開けた時の「コホォー!」と鳴るSEまで再現されています。同じものが『エイリアン』の宇宙船キッチンに置かれているのですが、デロリアンもエイリアンもデザイナーがロン・コッブなので納得。



タイムスリップ後に液体窒素が吹き出る黒鉄色パーツの内部には白熱灯っぽい色味の明かりが灯っていてムード満点。下に敷かれているマットも遊び心があってタマンナイですよ♪

 

ホバーボードも仲間入り!記念撮影する人が何度もぶつかって転げ落ちていたのが印象的。


助手席側はなかなか観察する機会がないので貴重かも。これはモール開店前に撮った1枚。その後閉められました…。

 

助手席側から狙ったデロリアン。FRP製のフロントパーツはステンレスとは異なるクリア塗装。ボンネット(デロリアンは後輪駆動のRR車)との隙間がやたら開いているので、不良かと思ったら製造ロットによってはこのようなタイプもあるみたいです。劇中デロリアンと同じくボンネットに給油口がある前期製造型なら100%の完成度(これは中期タイプ)。


 

後ろのマーティとドクがイカすでしょ!日本環境設計の代表がナンバーを取得すれば公道を走れると語っていましたが、バンパーに装飾されたフレームでウインカーが隠れているけど大丈夫なのかな?映画の中のデロリアンはライト周りのFRP部分が湾曲しているので経年劣化で歪んだのかと思っていましたが、デザインに合わせて曲げているんですね!右下に伸びてるコードは次元転位装置などの光り物に電力を供給するエコ・デロリアン独自のものだそうです。

 

モールで5000円の買い物をしたレシートを提示すると、運転席に座っての見学や、デロリアンと一緒に記念撮影できるサービスがあったので無理やり5000円分買い込み参加。せっかくの記念撮影だったのにスタッフがカメラ慣れしておらずほとんどピンボケで悲しくなりました…。


劇中のデロリアンはマニュアル車ですが、日本環境設計のデロは3速オートマチック。時刻設定盤が突き出ていてPレンジに入れる時は大変そう。デロリアンのシフトレバーは親指で押して操作するタイプじゃないんですよね。スイッチ類の中にはタイムマシン装置を起動させる物や、飛行状態に変更するボタンが付いていて実に興味深く見学させてもらいました。


プルトニウム残量計。ダッシュボードにはクリストファー・ロイドと原作者ボブ・ゲイルの直筆サインが入っている唯一無二なデロリアン!


 

後部に設置された次元転移装置。(フラックス・キャパシター)。劇中のようにジリジリ音は鳴っていませんでしたが、輝き方は映画の実物とほぼ一緒!青く光っている送風機みたいな装置は青島のプラモデルを作る際にエポパテで自作したんですが、何の役割を果たしているのか長年の疑問。


 

前輪に置かれた「2015年10月21日、午後4時29分」の記念プレート。ユニバーサルとFUKU-FUKUプロジェクトのコラボ企画。


 

本編だとGOOD YEARのタイヤを履いていますが、こちらは韓国のNEXENを装着していました。ミゾの入り方が芸術的なホイール惚れ惚れします。


 

ダッシュボードに配置された機器類。プラモ製作の資料に使えそうです。
 

無塗装ステンレスボディがなんとも言えない輝きを放っています。見る角度によって異なる表情を見せるデロリアン。やっぱ憧れのスーパーカーですよ!俯瞰するとミニカーみたいな感じで少し可愛らしかったです。


帰り際になると記念撮影に長蛇の列が出来ていたので、午前中に手早く済ませておいて正解でした。


次回は『バック・トゥ・ザ・フューチャー in コンサート 2015』が開催される東京国際フォーラムで拝めそうです。


この大図鑑、デロリアンの他に珍しいスチールやイラストが掲載されていて見応えあります!(日本版より洋書の方が一回り大きなサイズ!) ※現在絶版